縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

井澤章典のわかりやすいうた ~上方オペラ工房からの刺客~

わかやま新報 
とらふすクラシック・374
井澤章典のわかりやすいうた
  ~上方オペラ工房からの刺客~
テノール歌手 井澤 章典
皆さんは上方オペラ工房という団体をご存知でしょうか。知っている人はとんでもなく認知してくれ、知らない人は、驚くほど知らない、関西を拠点とするオペラ団体です。 2000年に旗揚げされ、「オペラは娯楽です」をモットーに小さな会場で楽しいオペラを開催し続けています。

2005年から開催しているアニメ特撮ソングコンサートもこの団体の異色ぶりを高め、どちらかというと賑やかし、おふざけ、お笑い要素の多い団体と思われがちですが、本人たちはそこそこ本気で取り組んでたりします。何せ、私の相方と呼べるピアニスト、伊原敏行が世話役を務めるだけあります。

今回は上方オペラ工房から3名の女性陣を引き連れ、和歌山にやってきます。 ソプラノの柴山愛は実は私(井澤)と同期で素晴らしい歌を歌います。オペラやミュージカルをこよなく愛する柴山。その偏愛が伝わる選曲となるでしょう。もう一人のソプラノ森本優莉は高校生の時に私と出会い、その後、柴山に指導をお願いした歌手。澄んだ歌声は損なわず、柴山の影響をうまく取り入れ、成長した姿を見ていただきたい。 そしてピアノは伊原敏行の弟子でもある川島なつみ。彼女との出会いも彼女はまだ学生でした。私の一番弟子の歌い手のピアニストとして出会い、今ではすっかり音楽仲間と成長してくれました。

今回のメンバーは非常に思い入れの強い4人でお送りします。オペラを歌うのか、アニソンを歌うのか、はたまたやっぱり日本歌曲を歌うのか。まだまだああでもないこうでもないと、悩みに悩んで話し合っております。素晴らしい音の響きの会場で直接聞くもよし、バイノーラル録音ハイレゾ音質でお家で聞くもよし。お待ちしてます!

この公演は、11月2日(土)午後2時から、会場は狐島のLURU HALL。会場チケットは、5000円(1ソフトドリンク付)、配信チケットは、3000円(11月末までアーカイブ視聴可)。問合せは同ホール(073-457-1022)まで。

プロフィール 井澤 章典
大阪芸術大学芸術学部演奏学科声楽コース卒業。声楽部門首席。D&DEPARTMENT LABEL所属。