とらふすクラシック・226
わかりやすい世界のうた
~秋、そしてイタリア~
LURUHALLのオープン以来、毎年コンサートを重ねているのが、テノール歌手の井澤章典さんが主宰する「わかりやすいうた」という声楽のコンサートです。
井澤さんは、次の三つにこだわります。現在生きているクラシック作曲家の作品を取り上げて、次世代に歌い繋いでいくということ。次に、クラシックが高尚で難しいだけではなく、楽しい娯楽のなのだとわかってもらうこと。そして、日本語の歌の素晴らしさを伝えることです。つまり、四季を感じられたり、恋した時の高揚感や、家族の団欒の温度や色を感じたり、戦争の恐怖や悲しさを伝えたり、クラシックの歌曲にはそんなものを微細に伝える力があります。それが「わかりやすいうた」です。
今回の演奏会は、秋の名曲をお送りします。 秋といえば月、紅葉、秋刀魚・・・。世界の秋を感じていただけたらと思います。 そして後半はイタリアです。ほぼイタリア人ともいえる水口健次さんをお招きして、熱いイタリアの名曲もたくさんお送りします。オーソレミーオや、あの名曲たちも。お楽しみにしてください。
井澤章典さんは、大阪芸術大学芸術学部演奏学科声楽コース卒業。同大学卒業時に演奏学科賞を受賞。声楽部門首席。演奏家集団Gruppo Acqua in Bocca!!!(GAIB!!!)を主宰し、演奏会を企画するなど、精力的に活動を続けている。
水口健次さんは。大阪音楽大学卒業 同専攻科修了。2003年上方オペラ工房『愛の妙薬』ネモリーノ役でデビュー。2021年佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ「メリー・ウィドウ」にカスカーダ子爵役で出演。上方オペラ工房メンバー。
お二人が、伊原敏行さんのピアノ伴奏で歌うこの演奏会は、10月10日(日)14時~、和歌山市狐島のLURUHALL。会場チケットは、5000円(フリーソフトドリンク付)限定25席。配信チケットは、2400円。問合せは同ホール(073-457-1022)まで。