縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

音楽とダンスが出会う夢の旅~響きの先のあしたへ~

わかやま新報 
とらふすクラシック・373
音楽とダンスが出会う夢の旅~響きの先のあしたへ~

「音楽とダンスが出会う夢の旅」は、「公共ホール創造ネットワークモデル事業」として、県が「音楽とダンス」という異色のコラボを企画制作、異なるジャンルのアーチストが出会うことで、生まれるオリジナルなステージ。和歌山市の県民文化会館からはじまり、串本町文化センター(10/20公演)、かつらぎ総合文化センター(10/27公演)、上富田文化会館(11/10公演)と県内4か所の公共ホールで連続して公演されるものです。

出演は、ヴァイオリンの北島佳奈さんとピアノの上野絵理子さん、お二人とも、和歌山市出身で京都市音楽大学・同大学院の先輩・後輩。いつもとまた違う「見える音」を奏でたいと意気込んでいます。ダンスは、隅地茉歩さんと阿比留修一さんのセレノグラフィカ。セレノグラフィカとは、時間や場所によって変化する月のように、一見とらえどころの無いダンスやアートを追求する者たちというの意の造語だそうです。

この4人は昨年、県のアウトリーチ事業として、かつらぎ、上富田、串本の小学校を訪れ、芸術を通じて子どもたちと交流してきました。今回は、そのアウトリーチで、子供たちから得た感動や発見、驚きを〝夢の旅〟と題して演奏とダンスで表現していきます。

まず、「メリー・ウィドウ・ワルツ」ではじまります。パリ社交界をのぞいたような舞台の幕開けから、演奏、ダンスシーン、演奏とダンスのコラボレーションと、表現の世界が広がっていきます。バッハのソナタシャコンヌモーツァルトソナタ、ヴァイオリンの超絶技巧の「カルメン幻想曲」など、見たことも・味わったことのない、音楽とダンスが織りなす〝夢の旅”にへと出かけていくのです。

初日の県民文化会館の公演は、10月13日(日)午後1時30分から、全席指定で500円(高校生以下無料、要整理券)未就学児は入場不可です。音楽好きもダンス好きも、老若男女問わず、楽しめます。問合せは、同館(073-436-1331)まで。