とらふすクラシック・288
井澤章典の わかりやすい世界のうた
~冬、そして日本~
2017年11月から始まった、テノール・井澤章典さんの”わかりやすいうた”シリーズは、”にほんのうた”と”世界のうた”を春夏秋冬に歌い綴り、8回に渡る歌の会です。
コロナ禍の中断もあり、また番外編もいくつか入り、今回が13回目となりましたが、完結編「冬のうた」となります。
井澤さんの”わかりやすいうた”は、三つにこだわりがあります。現在生きているクラシック作曲家の作品を次世代に歌い繋ぐこと。そして、クラシックが高尚で難しいだけではなく、楽しいエンタテインメントだとわかってもらうこと。最後に、日本語の歌の素晴らしさを伝えることです。つまり、四季を感じられたり、恋した時の高揚感や、家族の団欒の温度や色を感じたり、戦争の恐怖や悲しさを伝えたり、クラシックの歌曲にはそういうものを微細に伝える力があります。それが”わかりやすいうた”なのです。今回の演奏会は、冬の名曲をお送りします。世界の冬を感じていただけたらと思います。
井澤さんは、大阪芸術大学芸術学部演奏学科声楽コース卒業。同大学卒業時に演奏学科賞を受賞。声楽部門首席。第8回高槻音楽コンクール第一位。併せて高槻市長賞を受賞。演奏家集団Gruppo Acqua in Bocca!!!(GAIB!!!)を主宰し、演奏会を企画するなど、精力的に活動を続けています。GAIB!!!代表。神戸市混声合唱団団員。男声アカペラヴォーカルアンサンブルDynaGoNディレクター。上方オペラ工房メンバー及び合唱部長。オペラや演奏会ソリストとしてベートーベン第九や、モーツァルトレクイエムなどに多数出演されています。D&DEPARTMENTLABEL所属。
伊原敏行さんのピアノ伴奏で歌うこの演奏会は、2月5日(日)14時~、和歌山市狐島のLURUHALL。会場チケットは、5000円(1ドリンク付)限定25席。配信チケットは、3000円。問合せは同ホール(073-457-1022)まで。