南葵音楽図書館開館100年コンサート 〜パイプオルガンと蔵出し演奏会〜
とらふすクラシック・419
南葵音楽図書館開館100年コンサート
〜パイプオルガンと蔵出し演奏会〜
南葵音楽文庫普及会 岩橋和廣
本コラム「とらふすクラシック」は、紀州徳川家の残した世界的音楽遺産・南葵音楽文庫が、和歌山に里帰りしたのを機に連載が始まりました。この秋、そのルーツとなる南葵音楽図書館の開館100年を記念するコンサートが、東京・上野の旧東京音楽学校奏楽堂で開催されます。しかも、和歌山ゆかりの演奏家が中心となり、同文庫に関する楽曲を演奏するという、逆里帰りのようなユニークな演奏会なのです。
まず、ウエストミンスター寺院のオルガニストだったパーセルのオルガン曲で華麗に幕があきます。そうなんです、同文庫には、英国の作曲家・パーセルの世界有数のコレクションがあるのです。しかも、奏でるパイプオルガンは、国内最古のコンサートオルガンといわれ、紀州徳川家16代当主・徳川頼貞が建設した日本初のコンサートホール「南葵楽堂」(東京都港区、大正7年開設)から、移設されたものなんです。
パーセルの旋律を、後年、ブリテンが「青少年の管弦楽入門」で 主題として取り上げてたこともあり、この偉大な二人を、歌声とギターで綴ります。
南葵音楽文庫に所蔵される、希少な初演楽譜からは、サン=サーンスのピアノ三重奏「ミューズと詩人」が演奏されます。作曲者自身のピアノによる初演は、ヴァイオリンはイザイ、チェロはホルマンと歴史的巨匠たちで行われました。書き込みなども残る譜面から、今に伝わるインスピレーション豊かな演奏が期待されます。
この演奏会は二回公演、夜は10月2日(木)午後6時30分より、昼は10月3日(金)午後1時30分から。会場は、いずれも旧東京音楽学校奏楽堂。出演は、メゾ・ソプラノの金子美香さん、ギターの金谷幸三さん、ヴァイオリンの澤和樹さん、チェロの林裕、ピアノの宮下直子さん、オルガンの山司恵莉子さん。司会は、南葵音楽文庫研究員の佐々木勉さん。チケットは4000円です。
記念すべき演奏会、ぜひとも東京まで応援にお越しいただきたいと思います。行きたいけど、さすがに無理やという皆様には、そのお気持ちを、南葵音楽文庫寄付サポーターから、エールをお送りいただけると幸いです。
WEBとりおき:チケット
10月2日夜 https://torioki.confetti-web.com/form/4102
10月3日昼 https://torioki.confetti-web.com/form/4118
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