縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

連載400回記念!寄付コンサート~南葵音楽文庫東京コンサート~

わかやま新報 
とらふすクラシック・395
連載400回記念!寄付コンサート
  ~南葵音楽文庫東京コンサート~
まもなく、本コラムは連載400回を迎えます。紀州徳川家徳川頼貞候が残した南葵音楽文庫が、和歌山に里帰りしたのをきっかけに、気軽に音楽を楽しむコラムとして、 「とらふすクラシック」 は始まりました。

400回を記念して、「とらふすクラシック連載400回記念 南葵音楽文庫東京公演 寄付コンサート」を開催いたします。本コラムに執筆いただいた演奏家の皆様を中心に、東京からは、ヴァイオリンの澤和樹さんを迎え、世界の名曲や南葵音楽文庫にちなんだプログラムでお届けします。

木谷悦也(ピアノ)さんのベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」で幕が開きます。この曲の日本初版楽譜が同文庫の蔵書にあるからです。木谷さんの伴奏で、宝子さんが「毬と殿様」「虎伏城のはやぶさ」などを歌い繋げます。続いて、南方美穂(クラリネット)さん、中川千絵( ピアノ)さんで、.頼貞候と親交のあったサン=サーンス作曲のクラリネットソナタ 変ホ長調が演奏されます。

紀州徳川家菩提寺・下津の長保寺に嫁いだ瑞樹比美香(ソプラノ)さんは、小川友子さんのピアノで、同文庫ゆかりの歌曲やアリアを歌いあげます。北島佳奈(ヴァイオリン)さんと湯川美佳(ピアノ)さんは、ノルウエーのフィヨルドが目に浮かぶような、グリーグ作曲のヴァイオリン・ソナタ第3番を奏でます。

続いて、金谷幸三さんのギター・ソロのステージ。「アルハンブラの思い出」「ひまわり」「カバティナ」など親しみやすい小品たちを連ねます。そして最後は、澤和樹さん(ヴァイオリン)宮下直子(ピアノ)さんによるモーツァルトの中でも、最も人気の高いといわれる、ヴァイオリンソナタ第40番で幕を下ろします。

このコンサートは、3月20日(木)午後3時~、和歌山城ホール1階展示室。観覧無料ですが、お一人様1千円以上の寄付を会場でお願いいたします。先着200名、入場には電話による予約番号(お一人様4席まで)が必要です。お申し込みは、同実行委員会(073-457-1011、受付は10時から午後5時、木曜定休)まで。