縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

4手で共鳴する、驚異のピアノ・デュオ

本日付け。とらふすクラシック・23。
 4手で共鳴する、驚異のピアノ・デュオ
和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

和歌山市野崎に邸宅をリニューアルした音楽ホールがあります。緑風舎という庭園も広くすばらしい和風建築のスペースです。そして、このホールでは定期的に室内楽のコンサートが開催されています。
 昨年12月の第38回緑風舎コンサートは、ヨハネス・モーザー チェロ・リサイタル。彼のダイナミックな演奏をサポートしたピアニストが高橋礼恵さんでした。演奏会のあとのサロン、そうワインなどいただきながら、出演者と音楽ファンが交流する機会も設けられているのです。サロンで高橋さんとお話する機会がありました。このホールにはスタインウェイのフルコンサートピアノが置かれています。100人の会場にとてもとても贅沢なのです。大きなコンサートホールでもしっかり響くピアノをコントロールするのは大変ですね。とピアノのお話しで盛り上がったのでした。その時、高橋さんがドイツ在住でベルリンを中心に活躍、来日中だったと初めて知りました。独紙に“心のピアニスト”と絶賛された彼女のピアノの音色がとても印象に残りました。
 その後、高橋さんは、近年はご夫婦で高橋礼恵とビョルン・レーマンというピアノデュオに注力され、アルバムを2枚もリリースされていることが分かりました。そして、今回このご夫婦のピアノデュオで、9月に来日。和歌山でも連弾の演奏会が開かれることになりました。 連弾、4手ピアノの面白さは、二人で弾くオーケストラのように豊かな響きが広がりにあり、超絶技巧でありながら、ピアノシモの優しさも要求されます。今回のプログラムは、J.S.バッハの「ブランデンブルク協奏曲 第5番」、ストラヴィンスキー(ピアノ連弾版)「春の祭典」など、管弦で耳なじんだ名曲が、共鳴する4手で新しい響を届けます。
 お二人の演奏会は、9月29日(金)19時〜、和歌山市狐島のLURU HALL(073-457-1022)入場料は5000円(ドリンク付)です。限定33席。
 

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