わかやま新報
とらふすクラシック・348
音楽界の巨匠たちの名曲をお届け♪
ひとときコンサート 西本彩友美
花の便りとともに、さわやかな風が吹く季節となりました。地元演奏家シリーズとしては、早いもので、第7回を迎えます。今回お届けする「ひとときコンサート~ドイツ・オーストリアの風に乗せて~」をご案内いたします。
この度は、初の弦楽四重奏というアンサンブルでお届けすることになりました。ヴァイオリン:西本彩友美、藤岡佐恵子、ヴィオラ:桑原七音、チェロ:石川博之。 同じ大学出身の同級生、先輩、後輩で組んだカルテット。 地元のみならず、関西を中心に演奏活動を積極的に行っているメンバー達です。
今回お届けする曲は、モーツァルト作曲「ディベルティメントK.136」、一度は耳にしたことがあるメロディーが続きます。そして、ハイドン作曲「弦楽四重奏 第77番op76-3『皇帝』」、第2楽章が現在のドイツ国歌として有名な楽曲です。最後に、メンデルスゾーン作曲「弦楽四重奏 第6番op.80」、姉を亡くしたメンデルスゾーンが哀惜の念を込めて作曲した作品。 ドイツとオーストリアが生んだ音楽界の巨匠たちの名曲を奏でます。
学生という枠を外れると、アンサンブルに取り組む機会が少なくなってしまいます。今回、このようなメンバーや、演奏の場に恵まれ、コンサートを開催できることを大変うれしく、そして誇りに思います。 奏でることの喜び、気持ちを合わせることを大切に、そして、お客様とともに音楽によって幸せを感じられるようなひとときになりますように。心が温かくなるような『風』が吹きますように。会場にて、皆様をお待ち申し上げております。
「ひとときコンサート 〜ドイツ・オーストリアの風に乗せて」は、4月21日(日)午後2時より、会場は、和歌山県立図書館2Fメディア・アート・ホール。チケットは、一般2000円、高校生以下1500円。プレイガイドで発売中です。問い合わせ: 090-5968-0669(ひとときコンサート実行委員 香川)
西本彩友美 ヴァイオリン
和歌山市出身。相愛大学音楽学部卒業後、同大学音楽専攻科修了。
第47回和歌山県新人演奏会に出演及び奨励賞受賞。関西を中心に演奏活動を行う。