縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

さぁ一緒に!ハレルヤ! 第47回和歌山市交響楽団・市響合唱団演奏会

とらふすクラシック・287
さぁ一緒に!ハレルヤ!
第47回和歌山市交響楽団・市響合唱団演奏会
      和歌山市交響楽団理事 髙橋巧二

和歌山市交響楽団(以下市響)・市響合唱団の演奏会の歴史は古く、昭和51年市響発足と同時に「夏は交響曲」「冬にオラトリオ」として、毎年冬に「メサイア」「天地創造」等の合唱曲をメイン曲とした演奏会を開催し、和歌山冬の風物詩として親しまれてきました

そして近年は中学生の皆様にもオーケストラとの協演の楽しさを体験して頂こうと、市内中学校合唱部にもご参加頂いてきた大変歴史ある演奏会です。しかしコロナ禍により、一昨年の演奏会は市内中学校合唱部の出演を自粛。昨年は演奏会を中止。今年は3年ぶりに市響合唱団と中学校合唱部との合同演奏会が実現しそうです。

コロナ禍の3年間は、ジャンルを問わず歌を愛する方々にとって、飛沫・マスク・換気・距離・時間・・・等々、どんなに感染対策をしても活動自粛せざるを得ない苦しい状況が続いていました。ようやく最近になりwithコロナの「新しい生活様式」へ移行しようと、細心の注意を払いながらの練習や演奏会が徐々に復活しつつあります。今年はメサイアを5年ぶりに演奏します。心の底からの「ハレルヤ!」の声を、今年こそ城ホールに響かせることを願ってやみません。

また今回は、市響首席トロンボーン奏者で和歌山市立加太小学校校長の岩本浩志さんが指揮者としてデビューします。プロの指揮者でプロの奏者が見事なテクニックを聴かせるのも音楽の魅力ですが、アマチュアの指揮者と奏者が、日々の仕事や生活や子育てに忙殺されつつ、でも大好きな音楽を皆で心を一つにして響かせるハーモニーも、音楽の持つ大きな魅力の一つではないでしょうか。そんな市響の温かいハーモニーを是非お聴き下さい。

演奏会は2月5日(日)13時30分開演、和歌山城ホール(大ホール)。入場料1500円(学生500円)※未就学児無料、前売チケットは和歌山城ホール(073-432-1212)で。※新型コロナの影響により公演内容が変更になることがあります。ーー

髙橋巧二 プロフィール
和歌山大学在学中に和大交響楽団和歌山市交響楽団に在籍。現在、和歌山市交響楽団理事、関西トランペット協会会員、アマチュアトランペット奏者、