縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

麗しの音色レコード アナログレコード倶楽部

とらふすクラシック・243。
麗しの音色レコード
  アナログレコード倶楽部
先週の土曜日、NHKBSプレミアム「美の壺」で「麗しの音色レコード」という特集が再放送されました。巨大スピーカーがクラシックの極上の響きを奏でる懐かしい名曲喫茶の様子や、金沢蓄音機館のSPレコードの音色などレコードの魅力をしつかり伝えてくれていました。このところ、アメリカではアナログレコードの売上は急増しCDを上回り、日本でも人気が高まっています。その秘密は、デジタルでは、味わえない豊かな音を楽しめることに尽きると思います。

和歌山県立図書館所蔵のアナログレコードを聴くレコードのコンサートが、県立図書館2Fで毎月行なわれています。東京大学教授(故)越智治雄氏寄贈の越智コレクション、3000枚を越すクラシック音楽のレコードです。このコレクションを活かそうと、愛好家が集まりアナログレコード倶楽部を立ち上げて、スピーカーやレコードプレイヤー、真空管アンプなどオーディオ機器を持ち寄り、2012年秋にはじまりました。以来、毎月第二日曜日の14時からを月例会として、この秋で十年をむかえることになります。

今年の1月の例会のプログラムは、越智コレクション(№490)独・オイロデイスク盤から、スヴャトスラフ・リヒテルのピアノで、「平均律クラヴィーア曲集第1巻より」「8番 変ホ短調 BWV-853~11番BWV-856 ヘ長調」(写真:ジャケット)。また、現在使用のオーディオ再生装置は、西独アナログレコードプレイヤーEMT 930st、自作真空管アンプEL34 シングル×2CH、米国アルテック社製モニタースピーカー 604-8Gとマニア垂涎のラインアップ。かつての名曲喫茶のように、至福の音楽時間を過ごすことができます。

コロナ禍で、この2月3月は休会となっていますが、4月から再開される予定です。参加無料で予約も要りません。問合:県立図書館文化情報ンター(073-436-9530)公式サイト:検索「アナログレコード倶楽部」