縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

ギリシャ神話から生まれたクラシック音楽、そして絵画

とらふすクラシック・205
ギリシャ神話から生まれたクラシック音楽、そして絵画

コロナ禍で、昨年5月から延期されたユニークなコンサート「ギリシャ神話から生まれたクラシック音楽、そして絵画」がこの日曜日に開催されます。オリンピック・イヤーに、このコンサートを企画・構成されたピアニストの小川友子さんは、その想いを次のように記しています。

「近代オリンピックの原型はギリシャ神話の最高神ゼウスに捧げる神事オリュンピア競技会でした。この古代オリンピックの始まりは紀元前776年だと言われ、スポーツの他に芸術や文芸のコンテストも行われたそうです。このコンサートでは、ギリシャ神話に登場する神々の物語を題材としたクラシックの名曲と、同時にそこから生まれた絵画も紹介します。生命力と創造力の豊かさ、又人間味溢れる面白さを備え、ヨーロッパの文学、美術、音楽分野の作品のテーマとして定着し、今なお発想の泉となっているギリシャ神話の世界をお楽しみ下さい。」

プログラムは、グルック:「精霊の踊り(メロディー)」(歌劇オルフェオとエウリディーチェより)、シマノフスキー:神話3つの詩op.30より第2曲「ナルシス」、ドビュッシー前奏曲集第1集より「デルフィの舞姫たち」、J.S.バッハカンタータBWV202より「フェーブスは駿馬で駆け抜け」、シューベルト:「ギリシャの神々」「ミューズの子」などギリシャ神話に纏わる名曲たちを、ピアノの小川友子さん、千田和美さん、ヴァイオリンの北島佳奈さん、フルートの中務晴之さん、 ソプラノの古瀬まきをさんと多彩な演奏家たちが次々と奏でます。洋画家・土井久幸の絵画、服飾デザイナー・中井翔己さんの衣装も舞台に華を添えます。

このコンサートは、5月16日(日)15時から、Mah! 和歌山県立図書館 メディア・アート・ホール。前売 3,000円、当日 3,500円、高校生以下 2,000円、150席限定自由席・未就学者入場はできません。問合せは、090-5013-2421(小川)まで。