縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

ニューイヤー・コンサート2022

とらふすクラシック・237
ニューイヤー・コンサート2022
いろんなことのあった今年も明後日には新年、2022年を迎えます。小澤征爾さん指揮するウィーン・フィルのライブCDがクラシック史上空前の大ベストセラーとなったのは、ニューイヤー・コンサート2002、もう20年となるのですね。

音楽の都ウィーン、黄金の楽友協会ホールからTVで世界中に放送され、5千万人が視聴するというこのクラシック音楽最大のイベントは、シュトラウス一家のワルツやポルカが演奏され、そのチケットは世界一入手困難。そのため、ニューイヤー・コンサートを聴くことは音楽ファンの憧れといわれています。

2022年の指揮者は、ベルリン国立歌劇場音楽総監督をつとめるダニエル・バレンボイムアルゼンチン出身、来年80歳をむかえる巨匠です。ウィーン・フィルとは、ピアニストとしてキャリアも含め200回近い共演を重ねています。コロナ禍の中、今年ウィーン・フィルと共に、来日公演を実現させたのも記憶に新しいところです。ニューイヤー・コンサートは2014年以来、8年ぶり、3度目の登場となります。

2022年のプログラムは、「フェニックス行進曲」、ワルツ「フェニックスの羽ばたき」と、フェニックス(不死鳥)の名を冠した曲を冒頭に並べ、コロナに負けないというウィーン・フィルの決意表明のようです。ヨーゼフ・シュトラウスポルカマズルカ「海の精セイレーン」など、ニューイヤー初登場曲が6曲、また「ラデツキー行進曲」などの定番のアンコールも予定され、例年どうりの華やかさで開催されるようです。

元旦の演奏会で、ライヴ収録され、すぐさま発売されるのがニューイヤー・コンサート、国内盤でのCD発売は1月26日、ブルーレイが2月16日の予定です。どうしても、2023年にはウイーンで聞いてみたいという方には、チケット抽選申し込みが、2022年2月1日から28日まで受付、抽選結果は、3月に電子メールでお知らせいただけるそうです。