「映画音楽」へのお誘いです。
（公財）富士山静岡交響楽団 専務理事 宮澤敏夫
私は、その昔、大阪フィルの首席コントラバス奏者を務め、和歌山に在住の折に、和歌山のみなさんとクラシック音楽の普及を夢見て、「和歌山音楽振興会」を40年に渡り主宰しておりました。大阪フィルをはじめ、札幌交響楽団の立て直しを手掛け、また倉敷音楽祭、大垣音楽祭、日光金谷ホテル音楽祭等、地域文化の向上に寄与し、現在は当団をより高いレヴェルに導く活動をしております。そんな長年の活動を評価いただき、昨年の１１月、和歌山県文化表彰「文化功労賞」を頂戴しました。
この度９月２８日午後６時３０分より、和歌山城ホールにて、オーケストラで楽しむ「映画音楽」のコンサートを開催します。「太陽がいっぱい」「風と共に去りぬ」など、皆さんよくご存知の映画音楽でお楽しみいただこうという企画です。
このオーケストラはまだ３５周年を迎えたばかりの若いオーケストラですが、２年前に、浜松のオーケストラと合体し、富士山静岡交響楽団と名称変更しました。実力は私が言うのも変ですが、現在「我が国のオーケストラ界」では話題を独り占めしている、素晴らしいオーケストラとなっております。
この度は私にとっても凱旋公演ともいうべきコンサートになります。クラシックはどうも苦手と仰る方々にも、古き良き時代の映画音楽ならご興味を持っていただけかと思い、敢えてクラシックではなく映画音楽のコンサートを企画しました。
指揮者の竹本マエストロは、カラヤンコンクールで２位となり、クラシック界でも嘱望された方ですが、映画音楽に魅せられてこの世界に。そして押しも押されぬ映画音楽の世界では第１人者となられました。彼のトークと指揮の下、オーケストラが生き生きと演奏する世界を是非お聞きいただきたくご案内する次第です。勿論私も里帰りをします。古き友人たちとの再会も楽しみですし、お出かけいただいたお客様の皆様ともお目にかかれることを、今から楽しみにしています。
この公演は、全席自由席３０００円。問合せは同ホール（073-432-1212）まで
宮澤敏夫プロフィール
大阪フィルコントラバス奏者から事務局長に。日本演奏連盟事務局長・札幌交響楽団事務局長・長野県伊那文化会館館長を経て富士山静岡交響楽団専務理事。和歌山県文化功労賞受賞。
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