縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

響け!全国のアマチュア演奏家と共に「オーケストラの祭典」

とらふすクラシック・229。
響け!全国のアマチュア演奏家と共に「オーケストラの祭典」
       和歌山市交響楽団 理事 髙橋巧二
国内最大の文化の祭典「国民文化祭」が、今年は和歌山県で10月30日~11月21日まで「紀の国わかやま文化祭2021」として開催されます。その中の文化交流事業「オーケストラの祭典」が、和歌山県民文化会館にて11月7日(日)に開催されます(14時開演・入場無料・事前申込不要)。全国各地から参加申し込みのあったアマチュアオーケストラ奏者を、和歌山市交響楽団(以下市響)が地元ホストオーケストラとしてお迎えし、合同での演奏を通じて喜びや感動を共有し相互理解を深めるものです。

今年は全国から老若男女60名ほどのアマ演奏家が参加され、市響と合わせて総勢100名ほどの合同オーケストラとして演奏を行います。先日、コロナ感染症対策に細心の注意を払いつつ、初の合同練習を行いました。全国のアマ演奏家と市響が初対面で、手探りながら息を合わせ心を合わせ演奏する音楽は、大変心温まる感動的なものでした。

今回のサブテーマは「困難を乗り越えて音楽を」。今年は2011年の東日本大震災紀伊半島大水害から10年目。また新型コロナウィルス感染症では、今もなお日本中で文化活動はもとより社会生活においても、大きな困難に直面しています。そんな中、今回は関係者の皆様のご努力により、まさに『困難を乗り越えて』開催される演奏会です。音楽できる喜びを噛み締めつつ、全国のアマ演奏家と共に心を一つにして演奏します。

第一部は、和歌山市内中学校合同合唱団と市響との歓迎演奏。和歌山市の中学生の歌声が、日本全国へエールとなって届くことでしょう。第二部は、全国各地から参加されたアマ演奏家と市響との合同オーケストラ演奏。チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」を、約100人の合同オーケストラが情熱溢れる迫力満点の演奏をいたします。尚、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、状況により入場制限・内容変更・公演中止等を行う場合がありますのでご了承下さい。

プロフィール 髙橋巧二
和歌山大学在学中に和大交響楽団和歌山市交響楽団に在籍。現在、和歌山市交響楽団理事、関西トランペット協会会員、アマチュアトランペット奏者