縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

第九~初演50周年記念演奏会 和歌山県第九合唱団

とらふすクラシック・282
第九~初演50周年記念演奏会 和歌山県第九合唱団
年の瀬の風物詩、ベートーベン交響曲・第九を歌い続けてきた「和歌山県第九合唱団」が12月18日(日)午後2時半から、和歌山県民文化会館大ホールで、初演50周年記念演奏会を開きます。コロナ禍で本格的な公演を控えていましたが、3年ぶりのフルオーケストラを迎えた演奏会となります。

和歌山県第九合唱団」は、1970年に県民文化会館が開館し、本格的な演奏会が開催できる条件が整ったのを機に、72年に発足、同年に初演を行ないました。日本では数多くの「第九」の演奏会が開かれていますが、和歌山のような地方都市で、50年間続けて開いてきたところは他にはありません。第1回の外山雄三さんはじめ、朝比奈隆さん、小林研一郎さん、西本智実さんなど多くのマエストロたちがタクトを振ってきたのです。

今年の「歓喜の大合唱2022」は、団員80名が声を揃え、オーケストラの演奏に合わせてベートーヴェン交響曲第九番を披露します。指揮は垣内悠希さん、垣内さんは、東京藝術大学を卒業、ウィーン国立音楽大学に留学、2011年、小沢征爾さんらを輩出したブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。国際的に注目を集め、国内外の数多くのオーケストラを指揮するなど、さらなる活躍が期待されています。オーケストラは、お馴染み京響こと京都市交響楽団の皆さん。そして、ソプラノの斉藤言子さん、アルトの岸畑真由子さん、テノールの竹内直紀さん、バリトンの油井宏隆さんの4人のソリストが出演します。また、第九の前に京響ベートーヴェン「レオノーレ序曲第3番作品72」を演奏します。

この演奏会は、座席指定:SS席6千円、S席5千円、当日座席指定:A席4千5百円、大学生以下2千円。前売りチケットは、県民文化会館、和歌山城ホール等のプレイガイドで取り扱い中です。また、未就学児のご入場はご遠慮ください。問合せ、和歌山音楽愛好会フォルテ(073・422・4225)まで。