縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

音楽によるまちづくりを創造する活動拠点施設整備・1

とらふすクラシック・195。
  音楽によるまちづくりを創造する
         活動拠点施設整備・1

和歌山県立図書館2Fにある、メデイア・アート・ホール(以下Mah!)は、1993年に開館した全国的にも珍らしい図書館に併設された300席のホールです。2012年、この施設のセンター長に着任したばかりの谷口さんから、「4000枚に上るクラシックレコードのコレクションでコンサートできないか?」と相談をうけました。昔とった杵柄で、オーディオ&クラッシクマニアに声をかけると、皆さん大喜びで、アナログレコード倶楽部を作り、レコード鑑賞会を今も毎月開いています。その1回目のお披露目も、Mah!でおこなわれたのでした。

この格式高いホールなら、クラシックの演奏会がよく似合いますねと言う、矢沢栄吉ファンの谷口さんが、音楽サロン緑風舎の岡畑さんを三顧の礼で連れてきて、始まったのが、和歌山県立図書館クラシック音楽会議です。翌年の13年に第一回が始まった定期演奏会は、30回を超え、ウィーンフィルの首席ソロ楽器演奏家たちが何度もおとずれるなど世界と繋がるMah!になりました。

そういう動きの中、14年から和歌山県立図書館の音楽監督に、東京藝術大学の澤和樹先生(和歌山市出身)を迎えることができました。その後、澤先生は同学学長に就かれ、大変ご多用になる中、澤クヮルテットの演奏会や東京藝術大学と連携した人材育成及び次世代の音楽愛好家の育成などがMah!を中心に行われています。

17年、紀州徳川家ゆかりの世界的なクラシック音楽資料・南葵音楽文庫が、県立図書館に里がえりの発表には驚かされました。音楽と文学が見事に融合するのですから・・・。そして19年、澤先生をはじめ県出身の音楽家の皆さんが中心 となり、地元企業が協賛し、民間の力のみで企画・運営された「きのくに音楽祭 」が、Mah!をメインステージに4日間開催されました。昨年の第二回もコロナ禍の中、パワーアップして無事に行われ、来年以降も毎年開催さ れていくことでしょう。(続く)