縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

子どもたちのきのくに音楽祭

とらふすクラシック・170
  子どもたちのきのくに音楽祭
      ピアニスト 千田和美

今もくっきりと脳裏に焼き付いている。子供たちの嬉しそうな笑顔とキラキラと輝く瞳、楽しそうに演奏する姿。昨年、第1回目の「きのくに音楽祭」の2日目。イオンモール和歌山のイベント会場で、和歌山県内の子供たちが、それぞれの衣装、楽器、楽曲を、次から次へとバトン繋ぎに演奏してくれた。モールを歩く人達も足を止めて聞いてくれた。演奏している子供たちも、聞いている大人たちも皆笑顔だった。会場がまるで大ホールのようだった。

さて、今年もまたその時期がやってきた。2020年10月、第2回目の「きのくに音楽祭」が開催される。10月4日と10月9日から11日までの計4日間の音楽祭。そして、今年もまた2日目の10月10日に、イオンモール和歌山で「マラソンコンサート」が開催される。今年は総勢30組の小学生たちを募集している(4年生から6年生)。昨年の反響もあってか、今年は募集し始めてすぐに応募やお問い合わせをいただき、担当として嬉しい限りだ。またあの輝く笑顔のステージが見れると思うと今からわくわくする。

そして、今年の音楽祭ではもう一つ「子供たち」の演奏を聴けるコンサートが増えた。初日の10月4日にメディアアート・ホールで開催される「若い芽のコンサート」だ。こちらは小学校4年生から高校2年生が対象で、「コンクールを受けて予選通過もしくは本選で賞をとった」など、普段から音楽に深く関わり、大きな力を注いでいる子供たちのためのお披露目演奏会。9月13日にはそのオーディションが開催される予定だ。

両コンサート共、和歌山にはこんなにも音楽を愛する子供たちが、そしてこんなに才能溢れる子供たちがいるのかと、聴いている方達に驚きと感動を与える機会になるのではないだろうか。第2回きのくに音楽祭、大人に負けない子どもたちの輝く瞳と演奏をお楽しみいただきたい。お申込と問合せ(千田kazumipiano1109@gmail.com)

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千田和美
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学卒業。インディアナ大学音楽学部大学院パフォーマー・ディプロマコース修了。全日本ピアノ指導者協会正会員。2019年よりきのくに音楽祭実行委員。