縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

いよいよ開幕、きのくに音楽祭 「雨上がりの朝に」で

とらふすクラシック・127。
いよいよ開幕、きのくに音楽祭
      「雨上がりの朝に」で

いよいよ今日から、和歌山で初めてのクラシック音楽祭・きのくに音楽祭2019が始まります。宵宮、初日、中日、千秋楽と4日間、和歌山県立図書館メディア・アート・ホールを中心に開催されます。また、音楽を届ける「動く音楽祭」も目指していますので、買い物先など、思わぬところで素敵な音楽に出会えるかもしれません。フリー・イベントも用意されていますので、HP(http://kinokuni-fes.com/)をご覧になり、一人でも多く、きのくに音楽祭を楽しんでいただければと思います。

明日の初日、4日9時より、和歌山市伊太祁曽神社の木の神様の御前にて、これから始まるきのくに音楽祭を、お守りいただくように、奉納演奏が行われます。音楽祭の総監督・澤 和樹さんのヴァイオリンと同じくチーフプロデューサーの 西 陽子さんの筝によるもので、今回の音楽祭を象徴する「洋と和」の楽器による演奏となります。まず、澤さんは、バッハの無伴奏作品から一曲を撰んで演奏されます。続いて、西さん、八橋検校作曲「六段」、そしてお二人で、きのくに音楽祭のテーマ曲「雨上がりの朝に」(山路敦司作曲)を合奏されます。木立に包まれた中に響くヴァイオリンと箏の音色を奉納されるわけです。この奉納演奏は、どなたでも無料でご覧になることができます。

続いて、4日12時より、和歌山城天守閣前広場で、きのくに音楽祭オープニングライブ(観覧無料)が開かれます。「洋と和」の美しきミューズ・寺下真理子さん(ヴァイオリン)と辻本好美さん(尺八)のデュオを上野山英里さん(キーボード)がサポート。ソロ、デュオ、トリオと多様な編成で、きのくに音楽祭のテーマ曲「雨上がりの朝に」や葉加瀬太郎作曲「情熱大陸」など華やかに奏でられ、開幕を告げるファンファーレとなって城下に響きわたります。

10月6日のファイナルコンサートの「お祭り騒ぎ」まで、きのくに音楽祭をどうぞお楽しみください。