縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

きのくに音楽祭 チケット販売はじまる。

とらふすクラシック・171。
 きのくに音楽祭 チケット販売はじまる。

きのくに音楽祭2020のチケットが9月1日から、和歌山県民文化会館で販売されています。感染症拡大の影響で、いろんな困難があったと思われますが、販売がスタートし嬉しい限りです。

今年のきのくに音楽祭では、第一線で活躍するアーティストの洗練されたコンサートが4つ有料で開催されます。有料といっても、各公演とも大人3000円、学生(高校生まで)500円という手軽さ、和歌山県立図書館2Fメディア・アート・ホール100席限定の演奏会です。

オープ二ングは、10月9日(金)18時30分から、木管五重奏Wind Five+ピアノの魅力~で幕があきます。日本センチュリー交響楽団首席ホルン奏者、日高剛さん率いる、若き俊英たちの演奏で、ベートーヴェンのピアノと管楽のための五重奏曲、他。

2日目の10日(土)13時より、きのくに発掘レクチャーコンサート~頼貞とベートーヴェンショパンの音楽に光をあてて。和歌山が世界に誇る「南葵音楽文庫」を美山良夫慶應大学名誉教授がわかり易く解説。チェリスト林裕さんが、埋もれた名作を現代に蘇らせます。ショパンのピアノ協奏曲第2番、 小林仁編曲 弦楽六重奏版、他

同じく2日目の18時30分より、今夜はオールベートーヴェン~ピアノトリオの神髄をあなたに!それぞれが数々の受賞歴を持つトリオ・アコード、いま世界が注目する実力派が、ピアノトリオ第6番と第7番「大公」を。

最終日の11日(日)18時30分からは、まさにお祭り。和歌山ゆかり8人の鍵盤奏者が名曲を弾き繋ぎ、紀州道成寺を舞台にした歌曲の大作「舞」を、昨年バイロイト音楽祭デビューの金子美香さんが圧倒的な歌声で披露。そして結成30周年、澤クヮルテットのベートーヴェン弦楽四重奏曲「ラズモフスキー第3番」でクライマックス。フィナーレは、会場一体となり「歓喜の歌(直江香世子編曲)」、音楽を楽しめる日常が、再び来ることを願いながら幕を閉じます。詳しくは:https://kinokuni-fes.com/