とらふすクラシック・74
フォルテピアノ広場のベーゼンドルファー
和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣
和歌山市の中心街、本町二丁目〜ぶらくり丁にある商業施設・フォルテワジマに、世界三大ピアノのひとつで、”ウィーンの至宝”といわれているベーゼンドルファーが、あるのをご存知でしょうか?4Fのフォルテピアノ広場では、クラシック、ジャズ、ポップスなど、ジャンルを問わず、月に2〜3回、土曜の午後に無料コンサートが開かれています。
このベーゼンドルファーは、橋本市出身のジャズピアニストで、和歌山県文化表彰文化奨励賞を受賞している岸ミツアキさんが5年間愛用していたピアノです。岸さんは、アルバムを10枚以上もリリースする日本を代表するジャズピアニストの一人ですが、自身がとことん選び抜いた愛着のあるピアノを、少しでも多くの和歌山の方に弾いていただきたいという想いから、縁あって、フォルテワジマのピアノ広場にやってきたのです。
今週の土曜日は、秋の特別プログラム!レギュラー・ピアノデュオのPidum〜ピデューム〜さんが、サキソフォンとクラリネットのデュオのS'rranger〜サランジェ〜さんとコラボして、”4人で奏でるウェストサイド物語”を行ないます。
ご存知のように、レナード・バーンスタイン作曲「ウエストサイド物語」は、ミュージカル映画としても大ヒットをしました。「トゥナイト」「アメリカ」「クール」「マリア」など映画の中で歌われた曲も、多くの人を魅了してサウンドトラック・アルバムも空前の売り上げとなりました。とても親しみやすく、懐かしい曲たちですね。
兼子万実子(ピアノ)さん、吉田寿美子(ピアノ)さん、鎌田晶子(サキソフォン)さん、清水 真(クラリネット)さんの4人は、この名曲たちを、どんな風に演奏していただけるのかとても楽しみです。この演奏会は、9月15日(土)14時から、フォルテワジマ4F。60席で観覧は無料です。この機会に、是非ともお越しください。お問合せは、フォルテワジマ(073-488-1900)まで。
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