本日付け、わかやま新報、とらふすクラシック・123。
ロマンティック・ピアノの調べ
10月4日(金)から開催される、きのくに音楽祭2019。この和歌山初のクラシック音楽祭を盛り上げようと始まった”きのくに音楽祭プレコンサート、フォルテピアノ広場クラシックス”も、いよいよ最終回を迎えます。
4月から毎月、和歌山市本町のフォルテワジマ4Fのピアノ広場で行なわれてきたものです。音楽の都・ウィーン製のピアノ、ベーゼンドルファーを奏でながら、お気軽にクラシックに親しんでいただこうと、きのくに音楽祭実行委員でピア二ストの千田和美さんの企画で、工夫
をこらして進めてきました。ぶらくり丁のお買い物ついでに、寄っていただければと予約も要らない観覧無料のミニ・コンサートですが、お一人様1000円以上の寄付をお願し、きのくに音楽祭に全額寄付されています。
今回、9月14日(土)14時からの最終章の出演は、ピアノの上野絵理子さん。”ロマンティック・ピアノの調べ”です。上野さんは、京都市立芸術大学卒業、同大学大学院修士課程修了。大学院在学中に渡仏、ジュヌヴィリエ国立音楽院室内楽科において一等賞でディプロマ取得。帰国後、数多くの音楽活動を重ね、この6月には和歌山市交響楽団とラベルのピアノ協奏曲を競演されたばかりです。プログラムは、ショパンの「ノクターン第20番 嬰ハ短調 <遺作>」や「 バラード第4番」、ドビュッシー「月の光」、ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、親しみやすく楽しめる1時間です。
間近にせまってきた、きのくに音楽祭2019。7つのコンサートの前売りチケットは、和歌山県民文化会館、和歌山市民会館、楽天チケットなどで販売されています。売切れコンサートも出てきていますので、お早めにお求めください。また、14日のフォルテピアノ広場には、実行委員より、最新のお知らせをご案内するコーナーも設けられています。上野さんのピアノ演奏を楽しみながら、きのくに音楽祭への思いを膨らませください。