本日付け。とらふすクラシック・87。
歌とピアノで綴るクリスマス
和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣
いよいよクリスマスです。この23日(日)14時から、和歌山市本町2丁目のフォルテワジマ4階大ホールで、恒例の「“歌こそ命〜Songs” 歌とピアノで綴るクリスマス」が行われます。5人の歌姫が、世界の名器・ベーゼンドルファーのピアノ伴奏にのせて、ウインターソングを歌うのです。
始まりは、宝子さんの「ボッサ」なリズム。南米で生まれた夏のリズムは、今や年中親しまれています。透き通ったナチュラルボイスのボサノバの「ママがサンタにキスをした」で、今年は幕があきます。
続いて、12月にアルバム”ふるさと”癒やし歌”を2枚同時にだしたばかりの演歌歌手の宮本静さん。美空ひばりさんの「みだれ髪」など昭和の名曲を、ピアノアレンジで歌い上げます。「♪小雪まいちる紀ノ川に……」と、医聖・華岡青洲を歌う「我が名は青洲」も披露します。
ソプラノ歌手・矢倉愛さんは賛美歌に続き、プッチーニのオペラ「トスカ」より「歌に生き、愛に生き」などを歌います。この曲は、矢倉さんのファーストアルバム(11月30日発売)のタイトル曲で、数あるオペラのアリアの中でも一番の人気曲です。
シンガー・ソングライターの刀禰知美さんはソウルフルな歌声で、「ジングルベル」やジョン・レノンの「イマジン」などを熱唱します。母親になってからの、一味違うステージが楽しめます。
昨年から参加するのがシャンソン歌手の清水香予子さん。和歌山シャンソン友の会を率いて、わかやまパリ祭を20年に渡り続けてきた思いから、冬のパリの雰囲気をたっぷりに、語り、歌い、盛り上げてくれます。
ピアノ伴奏は木谷悦也さん。欧州で10年間の劇場付ピアニストを務めてきた洒脱なピアノは、5人の歌姫を楽しくサポート。この演奏会は、観覧無料ですが、終演後、投げ銭を集め、出演アーティストの皆さんの来年の活動資金の一助にするのが恒例となっています。楽しんだ分だけ、応援をよろしくお願いいたします。
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