秋の気配を感じるジョイントコンサート
和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣
毎月第3土曜日に開催されるLURUCLASSICCAFE。24回目となる9月のLURUCLASSICCAFEは、クラリネット、ギター、朗読、ピアノという秋の気配を感じるジョイントコンサートとなりました。
1組目は、初登場!クラリネットの梅本彩夏さん。和歌山市消防局音楽隊などで活動されていますが、今回はピアノの岩橋美紀さんと二人のステージ。「クラリネットこわしちゃった協奏曲」やドビッシーのピアノ独奏など耳馴染みのある人気曲で幕開けとなります。
2組目は、ギターの小谷允城さん。パラグアイのギタリスト・作曲家・詩人であるバリオスを3曲。とても美しいメロディーのバルカローレ(舟歌)から始まります。中南米のフォルクローレに影響された、旅を愛するロマンティックな流浪人の世界をお楽しみください。
3組目は、朗読の福山ひでみさん。8月の県立図書館メディア・アート・ホールの朗読会は満席の大盛況だったそうです。その余韻を楽しむかのように、今回は芥川龍之介の「桃太郎」です。芥川は、この誰でも知ってる昔話を独自の視点でアレンジ、ユニークな短編として大正13年に発表しています。
そして、最後に登場するのが、ピアノの小泉友衣子さん。ショパンの練習曲「別れの曲」「黒鍵」「革命」などに次いで、リストの「タランテラ」、技巧的な名曲として知られています。「タランテラ」は南イタリアの民族舞踊ですが、毒蜘蛛にかまれた時、この舞踊を踊ると治るという伝説があります。締めくくりに相応しい曲です。
30分毎にステージが転換、あなたの知らない音世界の楽しさに出会えるかもしれません。9月15日(土)14時から。チケットは1500円(フリーソフトドリンク付)限定50席。県民文化会館、和歌山市民会館でチケット取扱中。WEBは、こちらから。http://musicmart-ticket.com/問合せはLURU HALL(073-457-1022)まで
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