縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

過去最大熱量で。 和歌山大学交響楽団 第55回定期演奏会

わかやま新報 
とらふすクラシック・331。

過去最大熱量で。
和歌山大学交響楽団 第55回定期演奏会
    和歌山大学交響楽団 団長 樋浦和磨
和歌山大学交響楽団。和歌山と大阪の県境に位置する和歌山大学に、オーケストラがございます。大学内の課外活動いわゆる部活動として日々音楽と向き合っている集団です。

そんな我々が、12月10日(日)午後1時30分から、和歌山城ホール大ホールにて、第55回定期演奏会を開催いたします。今回の演奏会は、ロシアの作曲家・チャイコフスキーに絞った曲目。指揮者は2人で、学生指揮の山本はるかさんは、教育学部2回生、音楽専攻の彼女は、バレエ組曲くるみ割り人形」作品71aを楽しく指揮。客演指揮の橋本徹雄先生は、和歌山大学交響楽団音楽監督。現在40年以上音楽監督をしてくださっている橋本先生は、交響曲第5番作品64を指揮してくれます。

数々のレッスンと夏合宿を経て当日に臨むわけですが、和歌山大学交響楽団のアピールポイントは、誰でも受け入れる点にあります。入部にオーディションはありません。楽器初心者も経験者も大歓迎。弦楽器に関しては、楽器初心者も多く在籍しておりそれぞれ目標に向かって日々練習しております。楽器を始めて数ヶ月でこのような大曲に挑む姿勢は非常に真面目なもので、一つ一つ課題を解決していく勤勉さは経験者に迫るものがあります。なんと一年生であっても活動日以外に毎日練習に来ている人もいます。

大学生であるが故に、それぞれの向いている方向をまとめ上げることは難しい時期もありました。しかしながら、団員全員がいい演奏をしたいという共通の目標に向かって練習してまいりました。その過去最大熱量の集大成を、12月10日(日)和歌山城ホールにてお届けいたします。ぜひお越しいただき、最後の一音まで受け取っていただけると幸いです。

チケットは500円、前売り券は和歌山城ホールにて販売中、当日券もございます。また、事前取置きはGoogleフォームで可能です。詳しくはX(旧Twitter)、Instagramにて配信中です。電話のお問い合わせは070-7660-4280まで。

樋浦和磨
ひうらかずま。2001年新潟生まれ。経済学部3回生。幼少よりヴァイオリンに親しむ。和歌山大学交響楽団団長、コンサートマスター