縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

南葵徳川音楽塾 レクチャーはじまります!

とらふすクラシック・302
南葵徳川音楽塾 レクチャーはじまります!

南葵音楽文庫は、紀州徳川家の第16代当主・徳川頼貞候が、蒐集した世界的に貴重な音楽書コレクション。和歌山に里帰りし、公開から5年、専門の研究員の先生方による調査とともに、公開講座などを通じて、その魅力の発信が続けられています。

和歌山市高松の県立図書館の1階、一番奥まったコーナーに、南葵音楽文庫閲覧室という、四方が書物で埋め尽くされた特別な空間があります。今月から、この閲覧室で、南葵徳川音楽塾のレクチャーが始まります。アカデミーだけでは回数が少ないからと、研究員の先生方や南葵音楽文庫サポーターの熱意で開催、関係した音楽を鑑賞する時間にも入れて1回45分、15名程度で毎月行われます。

徳川頼貞…南葵音楽図書館、館長。彼がその人生を賭して蒐集した重厚な楽譜や書物が壁面を埋め、彼の理想と熱意が世紀を越えて伝わる《閲覧室》。この小さく濃密な空間に集い、南葵音楽文庫が所蔵する[資料について/資料をもとに/資料からひろげて][音楽を/貴重なコレク ションを/南葵徳川の人と歴史を]さまざまな視点や立場から、知り学ぶ塾です。」と開塾のチラシに明記されています。

5月28日(日)開塾にあたり/徳川頼貞の「音楽を聴く喜び」講師:美山良夫ほか。6月17日(土)「鋼鉄の腕」が奏でる抒情~プロコフィエフを聴く 講師:近藤秀樹。7月8日(土)南葵音楽図書館の蔵書形成(その1)講師:林淑姫。8月6日(日)B.マルチェッロ《詩と音楽の霊感》~カミングス文庫から隠れた名曲を聴く 講師:佐々木勉。9月10日(日)聖セシリアの祝日のための頌歌~H.パーセルと宮廷行事 講師:佐々木勉。

南葵徳川音楽塾のレクチャーは、いずれも午前11時から11時45分。会場は、和歌山県立図書館・南葵音楽文庫閲覧室。受講無料で申込も不要です。問合せ:073-436-9520。過去には、音楽に興味のない方も連続参加されてるほど面白く楽しい講座です。文学や歴史、そして紀州和歌山を愛でる方ならぜひご参加ください。