縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

ラトヴィアからの贈り物、子どもたちに世界の風を

とらふすクラシック・272。
ラトヴィアからの贈り物、子どもたちに世界の風を
     きのくに音楽祭事務局 高水 美佐
きのくに音楽祭2022を1ヶ月後に控えた9月9日、国際的ヴァイオリニスト神尾真由子さん、ピアニスト田村響さんを和歌山城ホールに迎え[きのくに国際コンサート・シリーズ]が開幕しました。熱気あふれる満席の会場には子どもたちが70人!2時間の本格的なクラシック・コンサートにじっと聴き入り、帰りはお財布を握りしめてCDを1枚選びながら「もっと聴きたい」と目を輝かせている姿がとても印象的でした。

豊かな自然の中でのびのび育つ和歌山の子どもたちに、芸術の感動を。それが、きのくに音楽祭のテーマです。そのため、地元スポンサーの賛助により、小中高生の前売チケットは千円というお手頃価格でご用意しています。10月の音楽祭では、好奇心旺盛で多感な子どもたちに、普段の生活とはちょっと違う刺激的な体験を通じて、新しい世界に触れてもらえたら嬉しいです。

10月15日(土)の夜は、バルト海の合唱大国からラトヴィア放送合唱団の日本ツアーが和歌山にやってきます。ヨーロッパ最高峰の合唱団として名高く、各国のトップ音楽祭やホール公演で世界中を旅し、グラミー賞では「最優秀合唱歌唱賞」を受賞しています。洗練されたセンス、卓越した表現力、驚愕のアンサンブルで “合唱”の概念を変えるステージが期待されています。

その合唱団が「芸術の感動を子どもたちへ」というきのくに音楽祭のテーマに共感し、和歌山の子どもたちだけに、リハーサル風景を特別に公開してくれることになりました。とっても貴重な機会です!和歌山の小中高生の皆さん、夜の本公演を待つ間に、超一流の芸術の現場を、こっそり予習してみませんか?

シークレット公演「ラトヴィア放送合唱団 ~公開リハーサルfor Kids~」は入場無料。現在、和歌山県合唱連盟や市内の小学校などを通じて参加希望を募っています。応募方法や夜公演のチケットについては、音楽祭事務局までお問合せください。[info@kinokuni-fes.com]

高水美佐 Misa Kosui
和歌山市出身。小中高時代を過ごした1970~80年代、ぶらくり丁周辺の映画館通いに明け暮れ世界の広さに大きな憧れを抱く。きのくに音楽祭事務局に参加しながらクラシック音楽に出会い中。