縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

きのくに音楽祭プレミアムコンサート

とらふすクラシック・204
きのくに音楽祭プレミアムコンサート
この日曜日、きのくに音楽祭プレミアムコンサート「子供たちの夢と未来のために」が、和歌山県民文化会館で行われました。和歌山南ロータリークラブ創立60周年記念イベントの一環として、同クラブ会員のピアニスト・宮下直子さんが、きのくに音楽祭2020のプロデューサーというご縁から実現したものです。感染症予防から、入場は関係者に限定されましたが、コンサートの模様は、同クラブ公式サイト(https://www.wminamirc.jp/)で公開される予定です。

コンサートは、きのくに音楽祭の総監督を務める澤和樹東京藝術大学学長のご挨拶からはじまりました。続いて、きのくに音楽祭2020「若い芽のコンサート」に出演もしくはオーデイションに合格された子供たちのフレッシュな演奏が響きました。まず、開智中学校2年の二宮煌太さんのピアノで、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 第14番嬰ハ短調 作品.27-2「月光」。続いて、星林高等学校3年の中村心春さんのフルートで、ジョルジュ・ユーのファンタジー

注目の~子供たちとプロアーティストとの夢の競演~は、和歌山大学教育学部附属中学校2年の柴田陽さんのピアノ、初芝富田林高等学校1年の有馬陽子さんのチェロ、そこに、澤和樹さんのバイオリンが加わった、モーツァルトのピアノトリオ 第5番ハ長調 K 548でした。日本を代表するバイオリニストと共演した子供たちの夢と未来は想像するに楽しいものがあります。

最後に、ブラームスのホルントリオ変ホ長調作品40を、日高剛さん(ホルン)、澤和樹さん(バイオリン)、宮下直子さん(ピアノ)が奏でました。透明感あふれる優しい音色、哀しくも美しい旋律に包まれて幕をおろしました。

「故郷、和歌山で育ったことを誇りに思い、きのくに音楽祭もそんな子供達が憧れてくれる音楽祭に成長し、その子達が世界に羽ばたいてくれることを願って止みません。」(宮下直子さんFBより)