縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

モーツァルト!菊池洋子 ピアノリサイタル

とらふすクラシック・220。
モーツァルト菊池洋子 ピアノリサイタル
延期されていた和歌山県立図書館メディア・アート・ホールのホール音響改修こけら落とし菊池洋子 ピアノリサイタルの振替公演が、9月4日(土)に行なわれます。新しいホールの音環境で、モーツァルトのピアノの響きを聴いてみたいという思いで実現したリサイタルだけに楽しみです。

菊池洋子さんは、前橋市生まれ。桐朋学園女子高等学校音楽科卒業後、イタリアのイモラ音楽院に留学。2002年第8回モーツァルト国際コンクールにおいて日本人として初めて優勝、一躍注目を集めました。その後、ザルツブルク音楽祭に出演するなど国内外で活発に活動を展開し、実力・人気ともに日本を代表するピアニストの一人です。2009、2018~19年にモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲をフォルテピアノとモダンピアノで演奏するという意欲的な取り組みは記憶に残ります。CD録音も活発、2005年「モーツァルト・アルバム」(エイベックス)でデビューし、第18回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門録音・録画作品(日本人アーティスト)賞を受賞。翌年には、「モーツァルト・アルバム第2弾」。2009年には「モーツァルト:ピアノ・ソナタ集」をリリース。2018年より、前橋市Presents 舞台芸術祭の芸術監督。

今回のプログラムは、前半は、「ソナタ トルコ行進曲付き」、「幻想曲ニ短調kv397」、「キラキラ星変奏曲」のオールモーツァルト。後半は、ワーグナー/リスト「イゾルデの愛の死」、シューマントロイメライ」、シューベルトの「即興曲 op.90-2」、同「 op.90-3」、リストの「愛の夢」、ショパンの「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」と珠玉の名曲たちが並びます。

この演奏会は9月4日(土)14時から、感染症対策を徹底して行われます。チケットは前売3000円、当日4000円。問合せは、和歌山県立図書館文化情報センター(073-36-9530)まで。