縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

曽根麻矢子~チェンバロの魅力

本日付け、わかやま新報、とらふすクラシック・108。
 曽根麻矢子チェンバロの魅力
チェンバロルネサンスバロック音楽で広く使用されていたグランドピアノのような鍵盤楽器で、英語ではハープシコード、フランス語ではクラヴサンと呼ばれています。18世紀後半からピアノの発展と共に、徐々に姿を消してゆきましたが、近年、古楽の歴史の見直しと共に復刻され、演奏機会も増えています。

人気、実力共に、日本を代表するチェンバロ奏者の曽根麻矢子さんの初めての和歌山コンサートが開催されます。大きなホールでは味わえないチェンバロの魅力を小さいながらも響きの良い会場で味わってほしいと、お越しになられます。繊細さだけでなく、力強い低音を感じていただき、肌に触れて心に響く音を聞いて欲しいというのです。

曽根さんは、1986年ブルージュ国際チェンバロ・コンクールに入賞し、91年、フランスの名門レーベル・エラートから初めての日本人演奏家としてCDデビュー。その後、多様に活動をかさね、日本国内では、6年間12回にわたるJ.S.バッハ連続演奏会やクープラン
ラモーのチェンバロ作品全曲演奏会などが広く知られています。また、J.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」など15枚のソロCDを発表されています。

今回、前半はチェンバロの魅力を多くの方に聴いていただきたいという思いから、ヘンデル「調子の良い鍛冶屋」やバッハの「インベンション」などから、耳馴染みのある名曲たち。後半は、「フランスの宮廷楽士たち」と冠して、クープランやラモーのクラヴサン曲集から、迫力たっぷりにお届けするプログラムです。そして重要な使用楽器は、名古屋の安達正浩クラヴサン工房から運び込まれ、調律されます。

演奏会は、5月26日(日)14時から、和歌山市狐島のLURUHALLで行われます。入場量は5000円(アフター・ティーパーティ付、限定33名)現在予約満席で、キャンセル待ちのみ受付中です。問合せは、同ホール(073-457-1022)まで。