本日付け、わかやま新報、とらふすクラシック・107。
ピアノ・シューマンと木管モーツァルト
LURUCLASSICCAFEは、毎月第3土曜日に開催される4組のジョイントコンサート。組合せの妙で思いがけないステージを楽しむことができます。今回は、ピアノのプログラムがオール・シューマンとなり、しかも作品番号は、二人の演奏者で3連番になるという偶然、シューマンの円熟時代の作品が堪能できそうです。さらに、モーツァルトの佳曲が木管で2曲も楽しめます。
1組目は、ピアノの小泉乃林子さん、シューマンの子供の情景Op.15より「トロイメライ」と幻想曲Op.17より第1楽章「どこまでも幻想的かつ熱情的に演奏する」と第2楽章「中庸の速さで、どこまでも精力的に」。シューマンのロマンティックな世界を奏でてくれます。
2組目は、オーボエの太田愛美さんとピアノの天本麻理絵さん。まず、モーツァルトのオーボエ四重奏曲ヘ長調K.370の第1楽章。この曲はオーボエの名曲として知られ、晴れやかな主題の第1楽楽章は、室内楽の人気曲として、よく流れています。そして、20世紀後半のフランスを代表する作曲家・デュティユーのオーボエソナタも演奏されます。
3組目は、ピアノの天羽博和さん。ドビュッシーのピアノ全曲演奏を成しえた天羽さん、令和になり新しい取り組みをスタートされるそうです。今回は、シューマンの大曲「クライスレリアーナ」Op.16、ショパンに献呈された8曲から成るピアノのための幻想曲集です。これは、楽しみです。
4組目は、和歌山市交響楽団木管アンサンブルの皆さん、足立昌子(オーボエ)梅本彩夏(クラリネット)藤井映美(ファゴット)中谷由紀彦(ホルン)細田紗希(ピアノ)。モーツァルト:管楽器のための協奏交響曲 変ホ長調K.297bをピアノ版で取り組んでいただきます。
この演奏会は、5月18日(土)13時30分から。チケットは1500円(アフターティーパーティ付)限定50席。 問合せはLURU HALL(073-457-1022)まで