縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

第2回 映画を奏でるクラシック・カフェ

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・60”
 第2回 映画を奏でるクラシック・カフェ
          かよん/中里佳世

 昨年秋、狐島のLURU HALLの“クラシック・カフェ”1周年記念で好評を博した第2弾を開催します。海南で産声をあげた“映画を奏でる音楽会”はこれまで、200〜500席のホール会場で開催してきました。今回は、“映画を奏でる〜”企画がお初、あるいは初めてのグループの5組の演奏者が、いわゆる映画音楽、映画でよく流れるクラシックの名曲等を、ぐっと身近な距離感で、各々の好みで楽曲をえらんで演奏します。

 まずはいま和歌山でも演奏活動が活発な、主として北欧音楽を奏でるアシュリンさん。橋本市で音楽サロン“リュスモーネ”をつくり、後進の指導や交流コンサート企画もするハンマーダルシマー奏者の木下加寿子さんとティンホイッスルの吉田陽子さん、ギターの田中章悟さんによるユニット。大ヒットした「タイタニック}の船上で演奏されるアイリッシュも演奏します。

 ふだんはバロック音楽を歌唱するソプラノの谷野裕子さん、今回は船本真依子さんのピアノ伴奏で故・高畑勲監督の追悼もこめて「火垂るの墓」挿入歌「埴生の宿」等を歌います。そして、満を持しての登場はヴァイオリンとコントラバス奏者の小倉浩晃・充子夫妻とピアノの高山陽子さんによるWa.cordaさん。クラシックの名曲とともに、“映画を奏でる〜”ではおなじみのE・モリコーネの「ニュー・シネマ・パラダイス」を奏でます。

 そして芸達者(?)なおふたりもたのしみです。ルルホール初登場のチェロ奏者のロビン・デュプイ氏。先だって東京国際フォーラムでおこなわれた“角川映画シネマコンサート”にも出演していた彼は、独創的な表現方法で、母国のフランス映画からおなじみの「男と女」や「アメリ」とともにG・ ドルリューの音楽も届けてくれます。ルルホールでは何度か出演している碇理早さんは、ピアノ独奏と弾き歌いを交え、きっとたのしい舞台となるでしょう。食堂ことぶきのお菓子と一緒にぜひ味わってください。

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かよん/中里佳世
和歌山市生まれ。project flows主宰。主に映画や映像をテーマに音楽会、上映に関わる企画等を制作。自称・‘文化力’伝播パブリシスト。
 


 

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