縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

朗読カフェでお待ちしています

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・49”
朗読カフェでお待ちしています。
     ナレーションオフィスFUKUYAMA代表 福山ひでみ


 朗読は「朗々と声を出して、詩歌や文章を読み上げること」と一般的に言われています。「読む」という行為には二種類あり、声を出さずに読む「黙読」と声に出して読む「音読」です。では「音読」と「朗読」との違いは「朗々と声を出す」ことだけでしょうか?いいえ、音読が朗読になるためには「表現する」行為が加わらなくてはならないのです。ただ朗々と声にたてる読み、淡々と伝える読みではなく、私どもが目指しているのは「表現読み」もしくは「ドラマチックリーディング」といわれるものです。朗読の技術を磨き、経験を積み重ねていく中で到達できるものでしょう。聞き手が耳を傾け、作品世界に入ることができ、感動を得られる朗読です。
 そんな朗読に魅せられて数十年、和歌山市のフォルテワジマ近くに朗読教室を開き、生徒さんはもとより、音楽やデザインなどで支えてくださる仲間にも恵まれて、毎年、県立図書館2階のメディア・アート・ホールで二つの朗読コンサートを開催させていだだくようになりました。春には「定期朗読会」(今年は5月13日日曜日)夏には戦争の悲惨さ、命の大切さを問う「明日をつむぐ朗読会」(同8月26日日曜日)です。
 そして、今年は朗読教室10年。念願だった朗読CD「芥川龍之介作 藪の中」を出すことができました。7人の登場人物を読み分けることは長く私の目標であり、夢だったものです。このCDは和歌山のCDショップやネット通販で扱って頂いています。また、発売を記念して、私どもの朗読の楽しさを体験していただける「福山ひでみの朗読カフェ」を定期開催(奇数月)させていただいています。私はもちろん、教室の仲間たちが朗読し、お茶を飲みながら、気軽に楽しむことができます。近くの開催は、3月30日(水)14時から、和歌山市狐島のLURU HALL(問合:073-457-1022)、1000円でドリンクが付きます。皆様のお越しをお待ちしています。
=プロフィール 福山ひでみ= 和歌山市生まれ、大阪芸術大学放送学科卒業後、和歌山放送等パーソナリティーとして活躍。その後、独立。ナレーションオ・朗読・MCなど「声」のスペシャリスト。


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