縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

碇 理早 ロシアン!ピアノリサイタル

本日付け。とらふすクラシック・29。
 碇 理早 ロシアン!ピアノリサイタル
        和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

管楽器の印象的なメロディーで始まる「展覧会の絵」は、フランスの作曲家・ラベルの見事なオーケストラ編曲で、世界的なクラシックの人気曲となりました。ご存知のように原曲のピアノ組曲は、民族色豊かな作曲家集団・ロシア5人組のひとりムソルグスキーの作曲です。

展覧会の絵』はムソルグスキー大親友であった画家の遺作展を歩きながら、そこで見た10枚の絵の印象を音楽に仕立て、あたかも展覧会を巡回するがごとく音楽で巡るのです。当時としては、斬新的な手法で作られており、その斬新さはピアノ版の方が色濃く感じ取ることができます。

ところがこの「展覧会の絵」はムソルグスキー生前中には演奏されたこともなく、彼の死後遺稿を整理したリムスキー=コルサコフによって初めて出版されるのです。リムスキー=コルサコフは5人組のなかでも一番のムソルグスキーの理解者であったといわれています。こうして、作曲の遅いムソルグスキーにしては珍しく3週間ほどで、感情のおもむくままに作曲された作品が世に残されたのです。

大胆と繊細の「展覧会の絵」とリムスキー=コルサコフ作曲の「インドの歌」など、哀愁を帯びたメロディーというプログラムを弾く碇 理早さんは、和歌山県出身。県立日高高校を経て、東京音楽大学卒業後、イタリアの国立音楽院に進みます。帰国後、関東を拠点に演奏活動、現在は美浜町に戻り、ソロ活動、コンサートプロデュースなど多様な活動続けています。

今回は、ランチコンサート。昼食に、精進cafeふぉいの特製二段のお弁当、休憩に、ロシア皇帝ゆかりの中村屋のロシアケーキが楽しめます。この演奏会は、10月28日(土)13時から。参加は5000円(お弁当、ケーキ、フリーソフトドリンク付)限定33席です。問合せはLURU HALL(073-457-1022)まで。WEBは、こちらから、お申込みできます。http://musicmart-ticket.com/
 

クリック→にほんブログ村 音楽ブログへ