縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

11月3日は、レコードの日 アナログレコードコンサートへ

とらふすクラシック・327
11月3日は、レコードの日
    アナログレコードコンサートへ

明日の11月3日は”文化の日”です。そして、同時に「レコードは文化財」という観点から、日本レコード協会が、1957年11月に”レコードの日”と制定しています。最近は若い人たちの間にも、アナログレコードの人気が復活、大いに話題をあつめています。そういうアナログレコードを本格的なオーディオ装置で、気軽に楽しむことができるレコードコンサートが、定期的に県立図書館で行われています。

2012年にスタートした「アナログレコード倶楽部」によるレコードコンサートは、図書館所蔵のレコード”越智コレクション”を聞くためにはじまりました。今では、所蔵のクラシック盤を聞くだけでなく、ポピュラー音楽や参加者持参のレコードを楽しむなど、大いに幅を広げ、毎月第2・3・4日曜日の14:00~16:30に開催と、回を重ねています。次の開催日は、会場の補修工事もあり、11月19日(日)です。

この日は、第二次世界大戦中にフルトヴェングラーウィーン・フィルを演奏した、いわゆるまぼろしの名盤!(録音:1944年)ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」を聞きます。戦後に発売され、世界のクラシック音楽ファンの度肝を抜いた歴史的名盤といわれています。今回使用盤は、1970年7月発売の日本コロムビア DXM-101-UCです。緊張感と信じられない程に集中した指揮ぶりに驚かされ、重厚なウィーン・フィルの迫力ある響きと相まって、時空を超えた感動が呼び起されてきます。

現在使用のオーディオ再生装置は、西独アナログレコードプレイヤーEMT 930st、自作真空管アンプEL34 シングル×2CH、米国アルテック社製モニタースピーカー 604-8Gとマニア垂涎のラインアップ。かつての名曲喫茶のように、至福の音楽時間を過ごすことができます。

このレコードコンサートは、参加無料で予約も要りません。問合:県立図書館文化情報ンター(073-436-9530)