とらふすクラシック・３０４
若いピアノトリオで メンデルスゾーン：ピアノ三重奏曲
本コラムの３００回を記念して、「とらふすクラシック連載３００回記念寄付コンサート～徳川頼貞が愛した音楽～」が開催されます。この歴史の重みを感じるコンサートのトップを飾るのは、なんとも若いピアノトリオです。
ここ５年間にわたり、東京藝術大学と和歌山県立図書館が共催して、県在住の小学４年生から高校３年生の皆さんと、ジュニア・アンサンブル講座を開催してきました。子供たちが夢や可能性と出会うためにと”日本最高峰の音楽指導”を続けてきたのです。今回のトリオはその中で生まれ、この３月のアンサンブル修了演奏会で、その成果を披露し、多くの拍手に迎えられました。
メンバーのピアノの柴田陽さんは、2007年生まれの１５歳。２歳よりタイ、ラオスで暮らし、17年帰国。第21回ショパン国際ピアノコンクールin Asia アジア大会金賞。令和元、２年度和歌山市児童生徒文化奨励賞受賞。令和４年度和歌山県ジュニア文化賞受賞。チェロの有馬陽子さんは、橋本市在住の初芝富田林高等学校３年生。「きのくに音楽祭2022」ウェルカムコンサートに弦楽アンサンブルのメンバーとして出演。第31回日本クラシック音楽コンクールチェロ部門高校生の部全国大会出場。センチュリー・ユースオーケストラ所属。フルートの中村心春さんは、和歌山市在住の神戸女学院大学音楽学部２年生。第73回全日本学生音楽コンクール大阪大会高校の部入選。第1回日本国際音楽コンペティション大学の部第1位併せて姫路市長賞受賞。
このトリオで、メンデルスゾーン：ピアノ三重奏曲第１番 作品49ニ短調第１楽章を演奏する演奏会は、６月１７日（土）１４時から。会場は、和歌山県立図書館メディア・アート・ホール。入場料は、前売３０００円、当日３５００円、学生１０００円。チケットは、県民文化会館、和歌山城ホールのプレイガイドで発売中です。詳細はORコードからご覧ください。問合せ：同実行委員会（073-457-1011）まで
