縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

和歌山城ホールの夜桜ライブ

とらふすクラシック・247
和歌山城ホールの夜桜ライブ

この日曜日に、ベートーヴェンピアノソナタのリサイタル~悲愴×月光×ワルトシュタイン~を行ったばかりのピアニストの木谷悦也さん。その熱い演奏の間に、「演歌歌手の宮本静さんと、夜桜ライブをやりますので是非お越しください」と話して、客席を驚かせていました。ドイツやフランスの劇場で、オペラやミュージカルの劇場付きピア二ストとして活動してきた木谷さんらしい発言で、海外に居ると、日本的な、もしくは日本語的な音楽の良さに、誇りを感じるのかもしれません。

夜桜ライブの会場は、和歌山城ホールの1Fロビーに隣接する展示スペース。ロビーには、先般誰でも弾けるようにと寄贈されたばかりのグランドピアノがあります。このピアノを、お城と桜花がみえる特設ステージに設えて、ミニ演奏会を行なうのです。大きなショーウインドーのような空間が、音楽に満たされ、桜の名所・和歌山城の前を行きかう人たちにも音楽を届けることだできるでしょう!

木谷さん自身が変奏曲に編曲した「さくらさくら」で幕が開きます。ショパン夜想曲など小品も夜桜には似合うでしょう。そして、宮本さんは、「夜桜お七」など昭和歌謡紀州徳川家御典医だった華岡青洲を歌う「我が名は青洲」や、「虎伏城のはやぶさ」などを、木谷さんのピアノ伴奏で歌います。

宮本さんは、和歌山市観光発信人として、和歌山城ホール開館記念コンサート、~歌と踊りで綴る歌謡の黄金時代~「ゴールデン歌謡劇城」を、歌仲間とすわん江戸村の皆さんと一緒に、4月10日(日)午後1時から、同ホール小ホールで開催します。その意気込みも、夜桜ライブで披露するそうです。

この夜桜ライブは、3月29日(火)午後7時と8時30分の二回(入れ替え制)。会場は、和歌山城ホール1Fロビー展示室。テラス席(限定20席)は観覧無料、会場席(限定30席)は珈琲付きで1000円です。問合せは宮本音楽事務所(090-1593-1212)まで。