とらふすクラシック・209
アナログレコード倶楽部
和歌山市西高松の県立図書館2Fふれあいルームで行なわれている、クラシックのレコードコンサート「アナログレコード倶楽部」。新型コロナウィルス感染拡大防止のため5月末までしばらく開催が中止となっていましたが、6月第2日曜より再開されるすることになりました。
同倶楽部は、図書館所蔵のクラシック音楽のレコード「越智コレクション」(約3000枚)を使ったコンサートを開催するため、クラシックやオーディオの愛好家が集まり、2012年に発足しました。その後、毎月1回の例会から、順次回数が増え、持込のレコードやクラシック以外のレコードを聴く例会もはじまり、現在は月3回の例会が行なわれ、熱心なレコードファンが集い、静かにレコード鑑賞を楽しんでいます。
「越智コレクション」は、元東京大学教授の故越智治雄さんが蒐集され、越智さんの母親が御坊市出身だったことから、図書館に寄贈され、ライブラリーとして整理されていたものです。そして、多くの人に所蔵レコードを紹介しようとコンサートが企画されたのでした。
毎月第2日曜日はクラシック例会で、今回のプログラムは、越智コレクションから、ショパンの「24の前奏曲 作品28」をマルタ・アルゲリッチのピアノ演奏、使用盤:独グラモフォン 2530721。参加者持参レコードから、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲 卜長調「カカドゥ変奏曲」をルドルフ・ゼルキン(ピアノ)、堀込ゆず子(ヴァイオリン)、ピーター・ウィリー(チェロ)の演奏。使用盤:米マールポロ音楽祭協会MRS14A。同じく参加者持参レコードから、シューベルトの交響曲第9番ハ長調D944「グレート」をカール・シューリヒト指揮シュトゥットガルト放送交響楽団の演奏。使用盤:コンサートホール協会M2215。
入場無料で予約不要です。今までレコードに興味がなかった人もお気軽に参加できます。定員は20名です。詳細は検索:アナログレコード倶楽部。