縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

とらふすクラシック100回記念寄付コンサート

とらふすクラシック・95。
 とらふすクラシック100回記念寄付コンサート
まもなく、本コラムも連載100回を迎えます。その100回を記念して、3月21日(木・祝)14時から、和歌山市のフォルテワジマ4階大ホールにて、「とらふすクラシック100回記念寄付コンサート」がおこなわれます。このコラムに執筆いただいた、ピアノ、チェンバロ、フルート、ギターの演奏家の皆さまが集まり、様々な時代のクラシックを楽しんでいただきます。

まずは、3月21日が誕生日にあたるJ.S.バッハの作品で幕があきます。ヴァイオリンパルティータ第2番「シャコンヌ」を金谷幸三さんのギターで、同じく「イタリア協奏曲」を山名敏之さんのチェンバロで、陰陽の好対照なバッハの世界です。

続いて、「とらふすクラシック」の由来となった紀州徳川家の音楽コレクション・南葵音楽文庫にちなんだコーナーです。ソプラノの谷野裕子さんの英国の作曲家・パーセルの歌曲たち、そう南葵音楽文庫は世界有数のパーセルのコレクションでもあります。邦人作品としては、黒江万金堂さんのフルートとギターで武満徹「海へ」。またベートーヴェンソナタ「月光」などの名曲と共に、徳川候と親交のあったプロコイエフ「つかの間の幻影」などが演奏されます。フィナーレは、同じくこの日が誕生日の作曲家・ムソルグスキー組曲展覧会の絵」、碇理早さん、上野絵理子さん、瀧本裕子さん、山名敏之さん、宮下直子さんの5人のピアニストで弾き繋くというユニークな演奏会です。

さらに、この寄付コンサートは「きのくに音楽祭2019」プレコンサートとして、この秋開催される和歌山で初めてのクラシック音楽祭「きのくに音楽祭2019」を広く知ってもらい、またその収益を音楽祭に寄付することを目的としています。観覧は無料ですが、会場でお一人様千円以上の寄付をお願いすることになります。また、参加には、電話で予約番号の取得が必要です。ご予約電話は、フォルテワジマ(073-488-1900)先着200名です。