縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

とらふすクラシック連載100回を迎えて

本日付け、わかやま新報、とらふすクラシック・100。
  とらふすクラシック連載100回を迎えて
今回で、本コラム連載100回を迎えました。紀州徳川家ゆかりの、世界的な音楽資料・南葵音楽文庫。ベートーヴェンの自筆の楽譜など、日本の西洋音楽の原点とも言うべき資料が、2年前、和歌山に里帰しました。世界中のクラシックファンが注目する町になるに違いありま
せん。そういうとらふすのご城下で、紀州の殿様が愛したクラシックを気軽に楽しむコラムとして 「とらふすクラシック」 を綴ってきました。

このコラムの特徴は、ご城下で行なわれるクラシックのコンサートを、出演者自ら書き起こすことにあります。演奏会にかける意気込みや、プログラムの選定の過程など、出演者でなければわからないことや、音楽そのものに対する真摯な姿勢など、コンサートを通して伝えたい
ことを、800文字に込めて紙面に載せます。読者が、1人でもコンサートに参加し、執筆者の音楽にふれていただければ大成功というコラムなのです。

和歌山市出身の世界的ヴァイオリニスト・澤和樹東京藝術大学学長や、同じく同市生まれの声楽家・斉藤言子神戸女学院大学学長など、日本のクラシック音楽界をになう重鎮から、フランスやドイツの留学から帰国されたばかりの新進ピアニストまで、また、オーストリアアメリカなど海外からメールで投稿いただくなど、ご城下でコンサートを開く、多くのクラシック演奏家の皆様に、寄稿をお願いし、多用な音楽活動の中、お応えいただけたことを紙面をかりて、深く御礼申しあげます。

100回を記念して、本日14時より、和歌山市のフォルテワジマ4階大ホールにて「とらふすクラシック100回記念寄付コンサート」が、本コラムを執筆いただいた演奏家の皆様により開催されます。今秋開催される「きのくに音楽祭2019」のプレイベントとして、1000円以上の同音楽祭へのご寄付で入場できるコンサートです。まだ、お席があるかどうかは、お問合せの上、お越しください。フォルテワジマ(073-488-1900)