縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

グランドピアノで歌おう!歌声喫茶

わかやま新報 とらふすクラシック・317。
グランドピアノで歌おう!歌声喫茶

北ぶらくり丁のレトロな建物に、小さいながらに映画館が復活オープンされるなど、何かと面白い、新しい、そして懐かしいモノやコトが集まりだしている和歌山市中心市街地・ぶらくり丁界隈で、歌声喫茶が開催されます。

カラオケ世代には、馴染みのない歌声喫茶は、ソングリーダーにあわせて、参加者全員が一緒に歌を歌う喫茶店でした。昭和20年代から始まり、東京・新宿の「ともしび」の爆発的な人気により、日本各地に広まりました。その後、昭和40年頃をピークに、カラオケの普及とともに、急速に衰退してしまいました。

歌声喫茶でよく歌われたのは、「カチューシャ」「黒い瞳に」に代表されるロシア民謡、「こきりこ節」「斉太郎節」など日本民謡、「月の沙漠」「ちいさい秋みつけた」など童謡・唱歌から、「青い山脈」「川の流れのように」の歌謡曲、「青春時代」「若者たち」のフォークソングなど。生のピアノ伴奏でみんなで一緒に歌います。うたごえが重なりあい一つになり、歌の楽しさをみんなでわかちあい、心地よい一体感でつつまれます。それが歌声喫茶の楽しみです。

グランドピアノで歌おう!歌声喫茶は、和歌山市本町2丁目の商業施設・フォルテワジマ4階のフォルテピアノ広場で、この秋から隔月にスタートします。ソングリーダーには、教職30年から、チョークをマイクに持ち替えた、異色の演歌歌手・沙門宏幸さん。持ち前の探求心から、歌たちの背景やエピソードを楽しくトークしながら、大いに盛り上げていくでしょう。ピアノ伴奏は、作詞・作曲・弾き語りする高尾きょう子さんです。

第1回は9月30日、第2回は11月25日、いずれも土曜日の午後2時から約2時間。参加は無料ですが、1ドリンク500円。必ず事前予約が要ります。申込は、073-457-1011(受付時間 10:00-17:00 木曜定休)で予約番号(1回で4名まで)をもらいます。各回定員がありますのでお早めにお申し込みください。