縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

 注文の多い中国料理店

今日の昼飯は田中口のヒラマツ前の中国料理・敦煌
広東麺と小さな炒飯を喰らった。1000円。


期待に胸膨らませ新しい店を廻るのは
結果を別にすれば大いに楽しいことです。
スーパーの前のコンパクトなお店
綺麗な暖簾に曳かれて初めて入店す。
カウンターだけの使い込んだ清潔さ。
暫し考えて壁のメニュから広東麺を選ぶ。


ちいさな炒飯はどうですかと女将がきく。
その気はなかったがタイミングでお願いする。
泉茄子の浅漬けお嫌いですか?とかさねる。
この地この時期に嫌いな奴が居ると思えないので追加する。


親爺が辛い目にしますか?と替わりにきく。
面白い店だと感じ始める。少し辛めにする。
まず炒飯と胡瓜も加わった茄子がくる。
茄子はまるごとに包丁を入れずに裂いている。
これでなきゃ駄目なのだ。


麺がくる。上等のスープだ。隠し味が面白い。
青梗菜も人参もそれぞれ味をだし。バランス良い。
驚くは焼豚だ。豚肉の味がして棒状にしこたま入っている。
さらに喰い進めて残りがわずかになると
親爺がこれ入れましょう・・と勝手に酢を落とし込んだ。


普通なら腹立たしいことなのに
なぜか気持ちよく許せてしまう不思議さ。
たしかに味付けの調子が変わり新たな食感になる。
しかしこれは客の特権のハズなのだが・・・。
工夫できない御仁が多いのだろうか。


注文の多いレストランは珍しい。
しかも波長のあうことはまったくもって珍しい。
広東麺は600円。これだけで充分な美味しさです。