縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

受彰記念コンサート 宮下直子シューベルトの世界

とらふすクラシック・258
受彰記念コンサート
宮下直子シューベルトの世界
和歌山県立図書館のメディア・アート・ホールで行なわれる、Mah!ライブラリー 室内定期演奏会 Vol.35は、宮下直子さんの2021年度地域文化功労者表彰(文部科学大臣表彰)受彰記念のコンサートとして開催されます。「永年にわたり、ピア二ストとして優れた活動を行い、地域文化に貢献している。」という功績概要の記述からも、開館以来、永年にわたり、同ホールでピアノ演奏会を重ねてきた宮下さんにとって、このホールでの受彰記念コンサートは、とても相応しいとわかります。

今回の受彰記念コンサート「宮下直子シューベルトの世界」は、オール・シューベルトのプログラムです。前半は、ピアノのソロで、シューベルトの最晩年の作品で知られる「4つの即興曲D935」。この曲は、昨年夏の同ホール音響改修お披露目&配信&支援コンサートでも、第3曲を披露されました。宮下さんにとって、とても思い入れの深い楽曲といえそうです。

後半は、室内楽で人気の高いピアノ五重奏曲「鱒」。シューベルト22歳、若々しく希望と幸福にあふれていた頃の名作として知られています。澤和樹さん率いる澤クヮルテットから、ヴァイオリンの澤さん、ヴィオラ市坪俊彦さん、チェロの林俊昭さんが駆けつけ、大阪フィルハーモニー交響楽団首席のコントラバスの林俊武さんが加わって、宮下さんの記念五重奏団ともいえる編成で奏でます。

この演奏会にあわせて、宮下さんのファーストアルバムがリリースされる予定です。レコーディングは、宮下さんがピアノ選定から関わってきた紀美野町文化センターみさとホールで行なわれました。こちらも、オール・シューベルトのアルバムだそうです。とても楽しみです。

受彰記念のコンサートは、7月17日(日)14時から、チケットは前売3000円、当日4000円。前売は、県文、和歌山城ホール。WEBはQRコードから。問合せは県立図書館(073-436-9530)まで。