縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

龍神小唄リターンズ・2 中山晋平

島倉千代子さん「龍神小唄」の
カップリングは若羽ちどりさんが唄う「龍神温泉ばやし」
”和歌山の歌全曲集”の収録曲ではないが
あの大作曲家・中山晋平が、白浜温泉から芸者衆を連れて
龍神に遊び、お座敷で書き上げたと言ふ。

役場(龍神行政局)にドーナツ盤を返したあと
龍御殿のような役場の前にあるカフェ・亜瑠絵巣に寄った。
歌の上手そうなマスター夫婦と
折りよく居合わせた役場OBの二人の常連さんに
龍神小唄」「龍神温泉ばやし」の今を聞くことができた。
美味しい一杯300円の珈琲を頂きながら・・・
嘗ては、9月の中頃まで毎晩のように集落ごとに盆踊りがあったといふ。
日高川に沿った細長い龍神村なら然もありなん。
芸能が盛んなのは、素養と暮らしの豊かさと考えたい。
芸術家・アーチストが集う村のDNAだろう・・・
今も、龍舞会という集まりで、唄い踊り継がれているそうだ。
ただ盆踊りでは、しっとり小唄よりも音頭のほうが踊りやすく、
中でも「龍龍音頭」というのが人気だそうだ。
コミカルな踊りまで披露してくれたが、それ以上情報はなく
この曲については、またの機会だ。

話しがはずみ、歌談義で盛り上がっていると
「こんな歌知ってるか?」とマスターが
中身のないカセットをカウンターにトンと置いた。
「悠久人の詩」(歌:藤田まこと 作詞・作曲:上山登)だ。
もちろん、知らない。
それを見た、常連さんの一人が
「その元歌、持ってるで・・」と車の中から8CDを持ってきてくれた。
なんと、ジェリー藤尾さんだ。
藤田まことさんといい・・・どうなってんだ!
地元の歌い手で人気だった曲を、
2000年9月21日にジェリー藤尾さんでCD化、
その2年後再び藤田まことさんで再発売されたといふ。。。
”10年以上クルマに積んでいた”といふ8CDは
遠慮なく譲り受けてきた。
ゆっくり、聞いてみよう・・・


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