昨夜、都内のティアラこうとうで吉田正記念オーケストラを初めて聴いた。
嬉しいことに、開演前に吉田正先生の奥様を控室に訪ねる機会を得た。
吉田先生と同い歳の奥様は、実に凛とされていて
「生演奏でなければ、感動が伝わらないの・・・・」と
レコード屋の息の根をとめるようなことを何度も話された。
演奏会の興奮で、初めてその意味がわかった。
レコードに収まりきれない感動が詰まっていたのです。
100人近いフル・オーケストラが、
歌謡曲をクラシツク・スタイルで演奏するのですが、
吉田メロディーのエネルギーを増幅させるのが、指揮者の大澤可直さん・・・
楽曲から世相まで、楽しいお喋り指揮者
フランク永井さんばりに、マイクで歌う指揮者
オーケストラに背を向けて、客席をのせようとする指揮者
ワルターレッグの薫陶を受け、カラヤンの音楽観を継ぐ指揮者
吉田メロディーの哀愁にとりつかれた指揮者
オーケストラの大衆化を目標にする識者
アンコールは、オカリナ協奏曲風の「異国の丘」
オカリナが一節流れたところで、涙腺が緩んでしまった。
公式HP:http://www10.ocn.ne.jp/~tyoshida/yoshida-orchestra.htm
今回のコンサートは、NHKのカメラ4台で収録され
7月19日(土)19:45−20:45に、BS2で放送されます。
また、第2楽章に「和歌山ブルース」を含んだ
吉田正 交響組曲「東京シンフォニー第7番」は
コンサートの前日に、同会場で録音されて、この秋にはCDとして発売されます。
楽屋口に、追っかけのご婦人が大勢いらっしゃっていた。
三浦浩一さん、橋幸夫さん、古都清乃さんらの
吉田門下生の方々が客席にいたからだろう・・・
コンサートの感動の余韻もそこそこに
駅前のサッカーを映している焼肉屋に駆け込んだ。
おかげで、中村憲剛選手の3点目のゴールをみる事ができた。
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