縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

今年のMah!ライブラリー室内楽定期演奏会

本日付け。とらふすクラシック・89。
  今年のMah!ライブラリー室内楽定期演奏会

 和歌山市西高松の県立図書館2階メディア・アート・ホール(以下Mah!)で行なわれる、Mah!ライブラリー室内楽定期演奏会。日本でも珍しい図書館で行われる本格的なクラシック演奏会として、幅広い人気が定着、県外からの参加者もふえ、今年は5回のコンサートが行なわれました。

 3月のVol.22は、和歌山市で活躍する宮下直子さんの楽興の時クラシックコンサート2018(春)、ピアノリサイタル〜変奏曲へのお誘い〜。山名敏之さんとの連弾が印象的でした。5月のVol.23は、昨年に続き世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルの首席クラリネット奏者のダニエル・オッテンザマーさんと村田千佳(ピアノ)さん。熱演ぶりに、観客は魅了されました。6月のVol.24は、スタイナートジャパン・ツアー2018。スタイナートは、この秋、和歌山県文化表彰奨励賞を受賞された谷口賢記(チェロ)さんとマーカス・プラッチ(Vn)さんのユニット。毎年、全国ツアーで和歌山にやってきます。

 10月のVol.25は、ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ・シュトゥットガルト。ドイツで出会った日本人若手アーティストと、名門シュトゥットガルト放送交響楽団の精鋭たちのアンサンブル。滅多に聴けない「シューベルトの八重奏曲」にうっとり。この日は、ブラスバンドで活動する学生さんの姿が目立ちました。11月のVol.26は、図書館の音楽監督を務める、東京藝術大学澤和樹学長率いる澤クヮルテット。結成以来28年間不動のメンバーという日本屈指の弦楽四重奏団。円熟の演奏は、室内楽の人気曲「皇帝」 「アメリカ」でした。

 2019年は、ヴァイオリンの堀米ゆず子さんや恒例のスタイナートジャパン・ツアーなどが予定されています。また、10月には、和歌山初めてのクラシック音楽祭「きのくに音楽祭」もMah!を中心に開催されます。益々楽しみな、Mah!県立図書館、来年も目が離せません。
 

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