本日付け。とらふすクラシック・26。
箏が歩んだ400年のタイムトリップ
和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣
「風のように軽やかでありながらちょっと切なく、そして優しさに包まれるような音楽です。ぜひ遊びにいらしてください!」昨年の10月、東京の六本木ヒルズで行われたFrom Rio To Tokyo 〜箏とボサノヴァの夕べ〜に西陽子さんは自身のブログにこう寄せています。そしてこの演奏会と同じメンバーが和歌山にやってきます。ブラジル出身ながら、フルートを学ぶうちに尺八の音色に魅せられ東京藝大で人間国宝故山口五郎に師事したシェン・響盟・リベイロさん、ブラジル音楽のショーロや映画音楽も手がけるギタリスト・田嶌道生さん、サンババンドなどで活躍するパーカッションの栗山豊二さんです。
ご存知のように箏曲家・西陽子さんは、1964年和歌山市生まれ。4歳から生田流の手ほどきを受け、12歳で宮城道雄に師事した沢井忠夫に入門。その後東京藝術大学音楽学部邦楽科を卒業。ユニークで多様な活動を重ねて、2011年カーネギーホール、14年リトニアで新作オペラ出演、15年パリでソロコンサートなど世界20か国で演奏。5枚のソロ・アルバムをCDリリースしています。また、和歌山と東京で開いた筝曲教室、母校の県立桐蔭高校筝曲部の指導を通じて後進の指導に注力されています。
今回の「西陽子KOTO・NIGHT(ナイト)〜箏の一夜〜」。まずは、日本音楽の古典から現代までを、箏が歩んだ400年のタイムトリップとして演奏。ブレイクタイムのあと、日本から一番遠い国・ブラジルへ、ブラジル音楽と箏のコラボレーションが行われるのです。この演奏会は、この8日(日)午後6時から、和歌山市西高松の和歌山県立図書館のメディア・アート・ホール(073-436-9530)で開催されます。前売・当日ともチケットは、ブラジル産珈琲もしくは和歌山産色川茶と紀州果物のオリジナルケーキ付で4000円です。ドレスコードは「スマートカジュアル」少しお洒落をしてお出かけください。
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