縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

力餅の親子丼、取材&特別試食会

この日曜日16時から、ぶらくり丁大通りの力餅で、
大江康一郎さん達と和歌山de昼飯×喰会の取材&特別試食会を行った。


力餅はあんころと信太うどんで知られる昭和8年創業の老舗。
しかしながら、昼名喰に登場するのは親子丼ばかりなのだ。
四代目となる小林会長のお話は、実に興味深かった。

  (写真:右から、大江さん、筆者、小林さん、大江さんの同級生)
力餅は、明治初期に播磨杜氏の創業者が
京都の新京極で店を開いたのが始まりだそうだ。
甘味と麺類の繁盛店は、次々と暖簾分けを重ね
今も関西中心に約100店の力餅があるそうだ。
その中で、創業以来の甘味と麺類を提供しているのは
和歌山・ぶらくり丁に暖簾をはった力餅ただ一店といふ。
ここに驚きと共に、暖簾の味を守る小林さんの努力と意地
さらには、そうさせる紀州人の味の豊かさに感心してしまうのだ。
京仕立ての素材と兵庫の龍野醤油の醸し出す旨さが
美味しさをもとめる和歌山人に大人気となったのだろう。
それが、親子丼に凝縮されている。

今回の歌作りに取り組んでいただく大江康一郎さんは
この日、東京から駆けつけてくれた。
和歌山出身の大江さんは、高校時代フォークデュオ・WO(ウー)で活躍
弊店主催のコンテスト、ウッドロックフェスティバルでグランプリを獲得し
副賞として、アナログ・レコードを制作させていただいた。
近年、音楽活動を再開し、昨夏には、和歌山市新内のライブハウスで
復活ライブ「ただ・いま!」を成功させている。


40年ぶりに力餅の暖簾をくぐる大江さんは、
歌作りを一緒にすすめる、高校の同窓生たちと喰い語らった。
口の中にも広がった温かさそのものかもしれない力餅
どんな、楽曲に仕上がるのか、とても楽しみです。


何十年と同じぶらくり丁に居ながら
小林さんと、こうしたお話するのは初めてかもしれない。
シャッター通りが進む商店街で
今も時分時には、満席で行列もできる力餅。
改めて、感謝です。


和歌山de昼飯×喰会コンピレーションアルバム&グルメイベント!
https://www.facebook.com/events/880427738717097/


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