「黒江からころ為の女」は、
”ことほぎわ”の音旅・2で黒江を訪れたことから始まる。
和歌山にロマンティツクな歌たちを、探す・創る・歌う・・・
プロジェクトが”ことほぎわ”。
この春から、県下各地を音旅しながらライブを重ねています。
音旅は、歌のご当地を訪れ、その歌を現地で歌い、聴いてもらうのですが
逆に、訪れた先に、新しい歌を創ろうというプロジェクトでもあるのです。
"ことほぎわ"の打ち合わせで何度か足を運ぶ内に
黒江をよく知る”海南キャンディーズ”と昔話に興じたり
黒江ぬりもの館に集う女性たちの生き生きした会話に口を挟んだり・・・
近くで遠かった海南・黒江の魅力に興味を持つのに時間はかからなかった。
ある時、赤と黒のうるしが並ぶ民芸品の棚に、
為という値札の付いた漆器をみつけてあれ〜と思った。
溜め塗りの溜めを為と記したものだったが・・・
「黒江からころ為の女」は、この一瞬に生まれたのかも知れない。
万葉からの由緒ある地に・・・
夕暮れ時、下駄の音が聞えてきそうな町並が残っているのです。
そして、その歴史と伝統の中に
今を未来を楽しく生きる女性たちの姿が重なり
「黒江からころ為の女」といふ曲名が出来上がりました。
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