縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

 LOVE@ラスベガス

古典的なショーを観てから、もう何十年になるのだろう。
ナツメロショーだと思っていたのだが
いつしかそういう世代になってしまった。
ロックがそういう時代になったということだ。
街の進化のように、ショーも見事に変わっている。


かつて大御所が、名曲をちりばめたライブステージ。
今、ベガスではエルトン・ジョンやバニー・マニロウがそうだ。
また、ハードロック・カフェ&ホテルも変わらず人気のようだ。
今回ミラージュでショーをみた話題の”LOVE”は
ビートルズの樂曲に合せ、アクロバットを演じる,
カナダのシルク・ド・ソレイユが5作目として取り組んだ。
同代表がジョージ・ハリソンと知己で実現したという・・・


水泳のシンクロを空中でみるようなサーカスと
ダンスがミックスされたアクロバットな円形舞台は、
際立つ演出と共に、エンタテイメントがアートになったといえる。
精神性の高い歌詞からだろうか
クラシックバレイのような高い内面性さえ感じてしまう。


「カム・トゥギャザー」のように、ハリスン楽曲が印象的だった。
そして、ラストに向かうステージにつれ、
次はあの曲この曲、そしてアンコールはこれ!と、
ファンの期待どうりに進んでいく。


もちろん観客との楽しい一体感や、
アイドルとしてビートルスも加味されていて
音楽のイマジネーションの深さを改めて思い知らされた。
もう一度、ビートルスのアルバムをじっくり聴いてみたくなった。


自分の生きた時代の音楽をテーマに
オリンピックゲームを観るようなショーは
エンタテインメントの本質のように思う。
時間と空間という言葉を、新たな組み合わせで楽しませてもらった。
<ご参考に>
  道楽親父の独り言さんのブログ:ビートルズの「カム・トゥギャザー」
  http://himajin-nobu.at.webry.info/200807/article_15.html
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