縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

新宿コマの特等席、涙の「和歌山ブルース」

本日、古都清乃さんの新宿コマ劇場特別公演にお招きいただいた。

「和歌山ブルース」「新潟ブルース」誕生40周年記念に
今年で幕を下ろす憧れの新宿コマ劇場で行うワンマン公演は
歌手・古都清乃の集大成の舞台に相応しくびっしり満席だった。


16列41番。正面のど真ん中の特等席。
となりは、ビクターエンタテイメントの社長さんだった。
これは、和歌山=ぶらくり丁がそうさせたと感謝しておこう!
それにしても、この劇場がこんなに音が良いとは知らなかった。
客席とステージの一体感といい、なくなるのは実に残念・・・


「ごろんごろんしたコブシのまわる太い声・・・」
初めてのレッスンで吉田正先生にそう言われたそうだ。
このお話しをステージ冒頭で、古都さんが披露されたので
そういう聴き方をしてしまったのかもしれないが
歌い手として、今までにない古都さんの一面を発見した気分で大いに楽しめた。
それほど、バライティにとんだステージだった。


前半1部の美空ひばりさんの「りんご追分」では
そのごろんごろんした太い声が、新しい表現のように感じたし
これまた念願の初披露というゲストの橋幸夫さんとのデュエット「いつでも夢を」では
”初”になる理由も、ごろんごろんした太い声のように思ってしまった。
後半2部の三原綱木さん指揮で、ポップスを3曲披露されますが
期待以上に、そのごろんごろんが活かされ遊び心たっぷりに楽しめた。
ニール・セダカポール・アンカも、
この春に、弊店でCDを買っていただいたのを思い出した。


開演の口上に始まり、ステージ随所に
古都さんらしい”可愛らしさ”があらわれて、
斬新な衣装から、懐かしい衣装まで、心地よく進んでいった。

フィナーレの「和歌山ブルース」が
このアルバム・ジャケットの衣装で艶やかに唄われると
なんともいえない思いがこみ上げてきて、思わずの涙に溢れた。
古都さんありがとう!
「和歌山ブルース」ありがとう!
心の中で、そう叫んで羽田に向かった。

<1部>
口上
スライドショー
 1.初恋笠 2.和歌山ブルース
ゲスト:橋幸夫
 3.潮来笠  4.おけさ唄えば 5.いつでも夢を デュエット:古都清乃
ゲスト:ロス・インディオス&アリシア
 6.別れても好きな人 7.ちょっと今夜はいいんじゃない?
古都清乃 秘蔵のうた
 8.天竜育ち 9.佐渡育ち 10.串本育ち 11.りんご追分 12.瞼の母 13.御神火椿
<2部>
和太鼓:あばれん坊太鼓
古都清乃 オリジナルをうたう
 14.長良川夜曲  15.根来の子守唄  16.法師の宿  17.おかみ  18.新店祝い歌
ゲスト:ギター漫談・堺すすむ
古都清乃 オールディーズポップスをうたう
  19.テネシーワルツ  20.君はわが運命  21.恋の片道切符
ゲスト:三原綱木
  22.ブルーシャトー
ゲスト:三條正人
  23.小樽の人よ  24.君は心の妻だから
フィナーレ
  25.新潟ブルース  26.死ぬまでおんな  27.あなたひとりに片想い  28.五十雀  
 29.和歌山ブルース

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